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» 2015年03月16日 10時33分 UPDATE

すずまり流“続く”健康管理:快適に眠れるエアコンの使い方 タイマーセットにもコツ 〜寝室の温度・湿度編〜

寝室環境に影響を及ぼす大きな要素は、温度と湿度、光、音の3つ。今回は温度と湿度についてご紹介します。

[睡眠改善インストラクター/すずまり,ITmedia]

寝室環境もセットで考えよう

 快適な睡眠を得るためには、寝ている環境についても考える必要があります。どれだけいいパジャマ寝具を用意しても、真夏に冷房のない部屋では寝にくいですよね。外の通行人の声や車の音が響いてきたら、やはり眠りにくいはず。明るい光のもとで寝ようと思ってもやはり難しい。つまり、寝室環境もセットになって、初めて安心して眠れるというわけです。

快適に眠れる寝室環境は? 〜温度・湿度編〜

 ではどういう環境がいいのでしょうか。寝室環境に影響を及ぼす大きな要素は、前述のような温度と湿度、光、音の3つ。今回は温度と湿度についてご紹介します。

 寝床内温度は年間を通じて差がないのですが、寝室環境の目安は室温26〜28度、湿度50〜60%と言われています。空調機器などを使って上手にコントロールしましょう。

夏はエアコンのタイマーセットにコツが

 夏は28度を超えると寝苦しさを感じるようになります。そんなときに活躍するのはエアコンですが、使用するタイミングが大事です。寝入り1時間だけ、とタイマーをセットしたものの、切れてしばらくしたら目が覚めてしまったなんてことはありませんか。実際、タイマーが切れると10分程度で室温が上昇するため、エアコンの使用率の上昇とともに途中で目覚めてしまう回数も増えるという調査報告もあるようです。これでは快眠につながりませんね。

 逆にエアコンをつけ続けた結果、明け方寒くて目が覚めるという経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。これもまた逆効果。エアコンのタイマーを使うなら、睡眠の前半で、睡眠時間の約半分くらいの時間を目安にしてみてください。

 また、遮光カーテンをつける、水をまく、ベランダで植物を栽培して日陰を作る、室内の空気の流れをよくするといったことで、日中の直射日光で建物自体の温度上昇を防ぐ努力も有効です。すべての方にできるわけではありませんが、できたらエアコンの電気代が削減できてお得ですね。

冬は心臓疾患や心筋梗塞に注意

 冬は室温が低くても夏ほどの寝苦しさはないはず。室温がかなり低くても、ふとんの中さえ暖かければ眠れてしまいます。実際室温が3度程度まで下がっても眠れ、16〜19度で睡眠感がよかったという調査報告もあるようです。

 ただし、これは不快感を感じにくいだけで、体にまったく影響がないわけではありません。頭部だけ寒さに晒されることで、高血圧を起こしやすくなるといいます。事実、冬は心臓疾患や心筋梗塞での死亡率が高いことが報告されています。

 特に温度の知覚が低下しがちで、夜間にトイレに起きる回数が多い高齢者のいるご家庭は要注意です。急に低温環境にさらされることで血圧が上がり、倒れる危険があります。廊下やトイレなど、寝室以外の家全体の温度にも気を配りたいところです。

 暑いまま、寒いままにしている方は少ないと思いますが、電気代がかかるから、エアコンが嫌いだからといった理由で、自然に任せてしまっているケースもあると思います。無理に我慢しても、眠りにも体にもいい影響はありません。快眠が健康への第一歩ですから、安心して眠れる寝室環境を手に入れてください。

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