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» 2015年03月18日 06時00分 UPDATE

眠りの達人への道:「アロマ」の香りでリラックス! 快眠を目指したが……?

心地よい香りが部屋に漂う「アロマテラピー」。リラックス効果は抜群だろう。最近は睡眠用のアロマも売っているそうで、快眠を実現したい筆者も試してみることに。

[小林誠,ITmedia]

 眠りに良いとされることを毎回試し、睡眠計で計測したデータを見て「実際に効いたのか?」を検証する本連載「眠りの達人への道」。

 筆者は香水に興味はない。わざわざ買うこともない。アロマを部屋でたくといったこともない。部屋に置いてある心地良い香りがするものといえば、せいぜいファブリーズやリセッシュのスプレーくらいのものだ。そんな筆者が「睡眠用アロマ」を購入し、枕やシーツ、カーテンに香りを付けて毎日過ごした。意外なことに「アロマって悪くないな」と思ったのだが、効果はというと……。

ts_sleep01.jpg 購入したのは「アンミング」という「眠り」をテーマにしている日本香堂のピローミスト。枕にシュッ! と2、3回スプレーをするだけ。清潔感のある良い香りがする

日本香堂の「アンミング」で安眠になるのか?

 今回試したアロマはお線香で有名な日本香堂の「アンミング」ピローミストの100ミリリットル。Amazonで注文して1080円(税込)とお手頃な香水だ。

 その名前の通り、この「アンミング」はリラックス効果をうたい、Webサイトの商品ページでも安眠をテーマにしたことが記載されている。「オレンジ」「レモン」「バジル」「ゼラニウム(植物)」の香りが組み合わされているそうだ。

ts_sleep02.jpg アンミングを箱から出したところ。小さなスプレー。アロマの相場が分からないものの、筆者としては1000円と聞いて「こんなもんなのかなあ」と納得できるくらいのサイズ・容量だ
ts_sleep03.jpg 箱の裏に成分や使用方法、注意が表記。結構注意が細かい

アンミングの香りは「清潔」。キレイなお風呂、洗濯後の布団のよう

 使い方は、枕、シーツ、カーテンなどに、20〜30センチ離して2〜3回スプレーをするか、あるいは部屋を換気して4〜5回スプレーするのだという。20センチ以内に近付いてスプレーするとシミ、ベタつきの原因になるというので注意。

 さらに水に弱い繊維、水洗い不可のもの、防水加工のあるもの、皮革、人工皮革、毛皮、和服、床、家具への使用は注意が必要か、禁止。人体への使用、火気のあるところ、40度以上の温度の場所も使用不可。

 寝室で使う人はいいとして、筆者のように狭い部屋に住んでいるといろいろ気を使わなければならないが、とはいえ寝る前には火気を使っていないので、基本スプレーをするだけ。簡単だ。

 香りは実際に嗅いでみると、柑橘類やハーブというよりも、石鹸、洗剤に近い印象。清潔な感じがする。一番近いと思ったのは、キレイに掃除をしたあとのお風呂の香り(使う洗剤によって変わると思うが)。

 筆者の「アロマ」のイメージはもっと濃厚な感じの香りだったのだが、意外にもさっぱりした印象。布団に寝転がっても、「洗濯したて」といった雰囲気。想像していたのとは違うが、気持ちよくリラックスはできそう。

ts_sleep04.jpg 枕の下のシーツにもスプレーをする。スプレーしたところを触ってもとくに何も感じない。香りだけが漂う
ts_sleep05.jpg カーテンにもスプレー。思ったより香りを感じないのだが、外出先から戻ってくると、アロマの香りにすぐ気付く

期待するも効果は……

 そんなわけで心地よい香りを1週間楽しみながら眠ってみたのだが、結論を言うと睡眠時間にはまったく影響がなかった。

 以下は、オムロンの睡眠計「HSL-101」で計測したデータを、スマホのアプリ「ねむり体内時計」で確認したものだが、通常時と比べ平均睡眠時間が11分短い。

  • 通常時の睡眠時間……平均5時間47分
  • 今回の睡眠時間………平均5時間36分
ts_sleep06.jpgts_sleep07.jpg (左)通常時の睡眠時間。濃い青い時間帯は「寝つき(布団に入っているが寝ていない状態)」を示す。(右)今回の1週間の睡眠状況。正直、この1週間は常に寝不足な感じ。快眠だと思えたことは一度もなかった

 アプリの「ねむり体内時計」では、睡眠のタイプを9種類の動物で表す(ベストはヒツジタイプ)が、今回の筆者は「夜はきっちりライオンタイプ」。通常時は「きっちりキリンタイプ」。常に言えるのが夜更かし癖が治らないこと。寝つきが悪いのだ。

ts_sleep08.jpgts_sleep09.jpg (左)通常時に診断された「キリン」タイプはショートスリーパー。規則正しい起床だが、睡眠時間が短い。(右)今回の「ライオン」タイプ。起床時刻がバラバラ。アプリによれば起きる時刻を一定にしてリズムを整えることが大事だそう

 結局アロマを使って心地よくなっても、すぐにパタリと眠るわけではなかった。また今週は筆者が少々仕事でナーバスになり、寝つきがいつも以上に悪かった気がする。

 なかなかうまくいかない「快眠」だが、やはり筆者の問題は「夜更かし」だろう。これを解決さえすれば睡眠の質はだいぶ変わるはずだ。

 そこで次週は過去に手ごたえのあった2種類の照明を使う。1つは部屋の蛍光灯を「電球色(暖色)」にする、もう1つは布団に入ったあとは消灯し「枕元のライト」で過ごす、というもの。

 おそらく眠気が早く訪れ、部屋全体が暗いので、布団に入るとすぐに寝てしまうと予想しているのだが、都合よくいくのか結果をお待ちください。

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