理想の体温は「37度」 男性にも気にしてほしい「低体温」の問題点:食のプロに聞く「脱メタボ」
メタボに関する誤解や勘違いを次々に指摘する、管理栄養士の米倉かなさん。代謝について勉強しつつ、正しくメタボと縁を切る方法をお聞きしました。
【2023年9月16日追記】読者からのご指摘を受け、本文内の「体温と免疫力に関する数値的指標」に関する記述を削除いたしました。お詫びして訂正いたします。
最近話題の「炭水化物抜きダイエット」は、一時的な効果は高いものの、それを継続できない限り、代謝を低下させるという大きなデメリットもあると知った前回。しかも、戦後よりも現代人はカロリーが摂れていないという驚きの事実も判明しました。
炭水化物などの3大栄養素やカロリーが不足することで代謝が滞ると、メタボだけじゃない身体の危険を引き寄せる可能性もあると言う米倉さん。代謝の重要性について、さらに語ってもらいました。
<前回までの内容>
米倉かな(よねくら・かな)
管理栄養士、公益財団法人日本生涯学習協議会(内閣府所管)監修・認定 健康・食育シニアマスター、日本アレルギー栄養学協会公認管理栄養士、大戸屋食育セミナー認定講師。
健康セミナー、ダイエット指導、体質改善アドバイス、執筆活動等を通して食と健康の知識を広める活動をしている。
代謝の低下が招く、身体の危険
――代謝が下がると、具体的にどんなデメリットがありますか?
米倉さん:女性ならばよくご存知だと思いますが、新陳代謝が鈍れば、肌の再生スピードが落ちて肌荒れやシミ・シワなどのトラブルを起こしやすくなりますね。また、細胞が新たに生まれ変わるサイクルも遅くなりますから、老化が早まることにもなるでしょう。
――女性にとっては聞きたくないワードが並びますね。
米倉さん:エネルギーを作ることやそれを利用することも滞っていきますから、疲れやすくなったり、身体がだるく感じたりすることもありますね。けれど、もっとも怖いのは体温が低下してしまうことなんです。
――代謝は体温を上げることにも関係しているんでしたね。実際、体温が下がるとどう危険なのでしょう。
米倉さん:健康な人の理想体温は37度と言われています。最低でも36.5度はほしいところです。
――意外に高いんですね。
米倉さん:低体温はがん細胞やウイルス、細菌にとっては理想的な環境。とても繁殖しやすい好条件なのです。
――低体温は、病気に対向する免疫力が落ちるうえ、がんやウイルスを元気にしてしまうわけですね。
米倉さん:その通りです。
しっかり代謝して、体温アップで健康に
――低体温や冷えは女性の大敵だと思っていましたが、男性にとっても見逃せないものなのですね。
米倉さん:普段から代謝を活発にして、37度に近い体温を保つことが健康の秘訣と言えます。余談ですが、風邪などをひいて発熱した時は安易に解熱剤に頼るより、自然回復を待つ方が早く治ります。発熱は身体が風邪ウイルスを戦っている証拠ですから、それを抑えてしまっては逆効果になってしまいますから。
――なるほど。代謝を上げることは、メタボ撃退だけでなく、さまざまな病気を予防する手段でもあるわけですね。
次回、米倉さんのお話の最終回では、具体的なメタボ撃退法をお聞きしていきます。(続きは4月16日に公開予定)
関連記事
- 「メタボなのに栄養失調」な人が多い理由
メタボな体型に悩む人が数多い現代ですが、その分、さまざまなダイエット情報もはんらんしている現代。そんな迷える子羊たちへのアドバイスを、管理栄養士の米倉かなさんに聞きました。 - 現代人は「戦後よりもカロリー不足」 炭水化物抜きダイエットの落とし穴
メタボな体型を脱却する有効な手段を、「食べてスリムアップ」を掲げる管理栄養士・米倉かなさんにお聞きしました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
元横綱・貴乃花、再婚後の激変ぶりに驚きの声 ヒゲ生やした近影に「ショーケンみたい」「ワイルドー」
-
中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
-
「『ちゅ〜る』の紅麹色素は大丈夫?」 小林製薬の「紅麹」報道で飼い主に不安広がる
-
ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
-
【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料使用メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表
-
日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
-
「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友だちから連絡→まさかの正体に爆笑 友だちはその後ジブリを見た?
-
ドイツ人家族が日本のバウムクーヘンを実食、一番おいしいと絶賛したのは…… 満場一致の結果に「参考になります」「他の食べ比べもお願い」
-
「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友人から連絡→まさかの正体に爆笑「それトトロやない」
-
「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
- 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
- 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
- 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
- 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
- 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
- “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
- 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
- 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
- 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
- 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
- “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」