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自分の今を知り、変えていく――ポラール のウェアラブル「Loop」「M400」「V800」それぞれの活用法(1/2 ページ)

小型の心拍モニターにルーツを持つスポーツウォッチメーカー、ポラールの製品は、正確に運動量を把握する機能が充実しているのが特徴です。運動をしようと思い立ったら、いきなりランニングを始めるのではなく、こうした機器を使って毎日を分析し、自分に合った運動をしていくのがポイントです。

» 2015年04月20日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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Polar Electro Polar Electroのスポーツウォッチと活動量計

 「Polar(ポラール)」というブランドを耳にしたことがあるでしょうか。ご存じの方は、かなりスポーツトレーニングに精通していらっしゃる方かもしれません。

 Polar Electroは、トレーニング中に心拍数を正確に測定する方法を研究開発してきたフィンランドの企業です。無線心拍数測定装置の最初の特許を1979年に出願し、1982年には世界初の着用式無線心拍数モニターを発売するなど、心拍数の測定器を中心に、活動量の測定やGPSウォッチなどを開発・販売してきました。日本でもポラール・エレクトロ・ジャパンが製品を販売しており、家電量販店などで同社の製品を見ることができます。

 ポラールの製品の特徴は、正確な心拍の測定ができる心拍モニターと、連携するさまざまな機器の組み合わせが利用でき、それを「Polar Flow」というWeb上のサービスで管理できることです。Polar Flowは、運動や睡眠を管理するのに便利なサービスで、日々の運動の結果を元にさまざまなアドバイスをしてくれます。

 そんな、スポーツ好きな人向けのイメージが強いポラールの製品ですが、実はガジェットとしても魅力的な製品なのです。今回は、このポラールの製品とPolar Flowとの組み合わせで利用できる、便利な体調管理をご紹介したいと思います。

まずは活動量計「Loop」で日々の自分を知る

Polar Loop 歩数や消費カロリーなどが記録できる活動量計、「Loop」。LEDで歩数や時刻の表示が可能です

 ちゃんと体を動かさないと、と思い立っても、最初から「心拍計を付けて毎日走る」といった日課を自分に課すのは、ハードルが高いので長続きしない可能性があります。普段から運動をする習慣を持っていない人は、いきなり毎日ハードなトレーニングをする必要はないのです。

 運動を続けるコツは、楽しみながら、気を抜きながらやること。ですので、いきなり走ったりするより、まず活動量計を腕に付け、毎日の運動量を可視化するところから始めるのがいいでしょう。

 ポラールの活動量計「Loop」は、水深20メートルまでの防水に対応した樹脂製のバンドです。5日間の連続駆動が可能なので、毎日充電しなくても活動量の計測が可能です。歩行や走行を検出し、消費カロリーや歩数を計測するほか、時刻の表示にも対応します。1時間以上座りっぱなしだったりすると、立ち上がって体を動かすよう、LEDで促してくれます。この手の製品としては、水泳の活動量計測に対応するのが珍しいポイントです。

 まず最初は、この活動量計で自分が普段どれくらいカロリーを消費しているのか、通勤や仕事での移動でどれくらい体を動かしているのかを把握してみましょう。すると、改善すべきポイントが見えてきます。後述する、Polar Flowのアドバイスなども参考に、例えば帰りは1駅長く歩くとか、1時間毎に体を動かすようにするとか、ちょっとした工夫から運動量を増やしていきましょう。

 心拍を合わせて計測すると、日々の運動強度がより正確に分かるので、Loopを使った運動量管理が面白くなってきたら、「H7心拍センサー」も併用するのがお勧めです。H7心拍センサーは、Bluetooth SMART対応のコンパクトなセンサーで、専用バンドで胸に付け、ペアリングをして使用します。

Polar H7心拍センサー PolarのH7心拍センサーは、手の中に収まるくらいの小さな心拍センサーです。専用のゴムバンドで胸に付けて使用します

 運動にはいろいろな強さがあります。その目安となるのが、心拍数です。心拍数が、最大心拍数に対してどれくらい上がるかによって、運動の強さは分類されます。その強さに応じて、どういった効果があるかも明らかにされています。

 例えば心拍数が最大値の50〜60%程度の場合はゾーン1に分類され、ウォーミングアップや運動不足の解消のための軽い運動が該当します。60〜70%をゾーン2といい、脂肪燃焼に効果があるため、ダイエットに適しているのはこの強度です。70〜80%のゾーン3は有酸素運動の持久力が向上し、80〜90%のゾーン4は筋力や基礎代謝を向上させ、最大運動能力を高めるとされています。最大心拍数の90〜100%はゾーン5で、アスリートの瞬発力向上のためのトレーニングが該当します。

Polar Electro 最大心拍数から算出される心拍ゾーンで、脂肪燃焼にいい心拍数や運動能力を高めるのに適した心拍数が分かります

 こうしたことを踏まえて、心拍数がゾーン2になるよう意識しながら運動すると、ダイエットも効率よく行えるわけです。ちなみにゾーン2程度の心拍数であれば、少し早めに歩く程度でも十分。通勤や通学の途中でも実行できます。ここまでできるようになれば、少し多めに食事を食べてしまった日の翌日は多めに運動するなど、自分でバランスが取れるようになります。

運動の履歴も管理したいなら、機能も豊富な「M400」で

Polar M400 「M400」は、活動量計機能のほかに、さまざまなスポーツアクティビティを個別に計測できる機能を持っています

 ランニングやサイクリングなど、もう少しちゃんと運動したいという人には、Loopでは少々もの足りなく感じるかもしれません。そんなときには「M400」というGPS搭載のスポーツウォッチが便利です。日々の歩数などを記録してくれる活動量計に加えて、専用のセッションを記録するモードが用意されており、ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などのアクティビティの様子を詳細に記録し、後から振り返ることができるようになります。

 例えば「ランニング」のセッションを開始すると、開始時刻、スタート地点などの情報が記録され、その後どんなルートを通ったか、高度はどれくらいだったか、スピードはどれくらいだったか、といったデータが自動で保存されます。GPSを内蔵しているため、後で走行ルートを地図上に表示することも可能です。

 もちろんH7心拍センサーに対応しているので、Bluetoothでペアリングしておけば、心拍数も合わせて計測されるため、心拍数が上がったのはルート上のどのあたりだったか、逆に心拍数があまり上がらなかったのはどんなときか、といったことが克明に分かります。

 操作はいたってシンプルで、画面右側中央にある赤いボタンを押すと運動のタイプが選べ、もう1回押すとスタート、画面左下の○ボタンで停止ができます。安静時の心拍数から最大心拍数を算出する「Fit.テスト」機能では、定期的に計測することで自分の心肺能力が向上していることも確認できます。

本格的に運動するならGPSウォッチ「V800」を

Polar V800 「V800」は、ランニング用のストライドセンサーやサイクリング用のケイデンスセンサーといった外部のセンサーと連携し、より詳細なデータの取得が可能な上位モデルです

 M400でも多くの人は満足できると思いますが、より高機能なスポーツウォッチとして「V800」という製品も用意されています。水深30メートルまでの防水に対応し、デュアルモードトランスミッターにより、水中でも心拍計のデータが取得できるなど、本格的な運動をするアスリート向けの製品ですが、スポーツ時のデータを詳細に記録したい人には便利です。

 トレーニングの体への負荷がそのままウォッチ上で確認できたり、トレーニングを最適化するのに便利なテストプログラムを内蔵していたりと高機能なほか、ストライドセンサーやケイデンスセンサーといった、より詳細なデータを取るためのオプションも利用できます。質感の高い金属ボディも魅力です。しかし、運動初心者にはややオーバースペックかもしれません。自分のレベルにあったものを購入するのがいいでしょう。

単体で利用できる便利な「Smart Coaching」機能も

 ポラール製品ならではの特徴として、先に紹介したような活動量計やスポーツウォッチに、「Smart Coaching」と呼ばれるアドバイス機能が用意されていることも挙げられます。Loop、M400、V800で利用できる機能に差がありますが、基本的には以下のようなものがあります。

Activity Guidance

  • アクティビティガイド

 1日をどれくらいアクティブに過ごせたかを知らせてくれる機能です。例えば「50分のWALK 」や「20分のJOG」など、国際的に推奨されている1日の運動量をこなすのに、どんな活動をするのがいいかが具体的に分かります。

  • アクティビティ効果

 毎日の歩行やランニング、サイクリングなどの活動を記録し、健康増進にどれくらい効果があったかを知らせてくれる機能です。

心拍数ガイダンス

  • エナジーポインター

 Loopに用意されている機能で、計測した心拍数を元に、現在行っているトレーニングの内容が、フィットネスの向上なのか、脂肪の燃焼なのかを明示してくれる機能です。これにより、目的に合わせた運動強度が選べます。

Tests

  • フィットネステスト

 M400とV800に用意されている機能で、安静時の心拍数から算出される最大酸素摂取量(VO2max)の計測などを通して、数値の変化から、トレーニングの効果を把握することができます。

  • 起立試験

 V800で利用できる機能で、心拍数と心拍変動を測定することにより、トレーニングやストレス、病気などの心拍への影響を知ることができます。まず6つの基準値テストを2週間行い、その後トレーニングを行った後の数日と、回復日の後の数日テストを実施し、以後は週に2〜3回テストをすることで、トレーニングにより具体的にどんな効果が得られたかが数値化できます。トレーニングのしすぎなどを検出できます。

フィードバック

  • 回復状態

 V800では、トレーニングをした後、適切に休息ができているかも確認できます。回復状態を確認しつつ、体に負荷がかけられるので、オーバーワークが防げます。

  • スマートカロリー

 Loop、M400、V800に搭載されているカロリーカウンターは、体重、身長、年齢、性別、最大心拍数(HRmax)、実施しているトレーニングの強度の情報から、トレーニング中に消費されたカロリーを算出してくれます。

  • トレーニング効果

 M400とV800には、セッションを実施した後にトレーニングの効果について簡単な説明を表示する機能もあります。Polar Flowを利用すれば、パーソナルトレーナーからのアドバイス並みの詳しい分析も確認できます。

  • トレーニング負荷

 V800には、トレーニングの負荷を確認する機能が用意されています。異なる強度でのトレーニングでどんな負荷がかかったかを比較して、体にどう影響したかが把握できるのがポイントです。

  • ランニングインデックス

 M400とV800に用意されたランニングインデックス機能は、定期的に計測をして、効率的にランニングが行えているか確認できるものです。ランニングインデックスのスコアは、心拍数に基づいて、GPSあるいはストライドセンサーから計算されたスピードデータから、ランニング毎に自動的に計算する仕組みです。V800では、ランニング中にどれくらい上ったか、あるいは下りたかを判断する機能もあります。

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提供:ポラール・エレクトロ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ヘルスケア編集部/掲載内容有効期限:2015年5月31日