コラム
» 2015年05月15日 06時00分 UPDATE

あなたのその目やには大丈夫!? 目やにの原因となる病気と4つの対処法

一言で目やにと言ってもその原因は実にさまざまです。後から後悔しないために目やにが出る病気について知っておきましょう。

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 目やにが出ると「そのうち治る」と思ってしまっていませんか? 一言で目やにと言ってもその原因は実にさまざまです。たかが目やにと侮っていると、長期間に渡る治療が必要になってしまうなんていう事も。後から後悔しないために、目やにが出る病気について知っておきましょう。

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目やにって何?

 目やには医学的には「眼脂(がんし)」と呼ばれています。朝起きた時に目やにがついていたという経験はあると思いますが、これは目に入った埃や古い細胞などの老廃物です。目の表面は常に涙の膜で覆われており瞬きする事で涙の膜も入れ替えられ、老廃物も一緒に涙道を通って鼻から喉へと流れていきます。しかし睡眠中は瞼を閉じているのでこの涙の循環が行われず、朝には目やにが溜まっているのです。また、結膜炎なども炎症によって目やにが出てしまうのです。

知っておきたい結膜炎の種類

 目やにで一番に思い浮かぶ結膜炎ですが、結膜炎と言っても「細菌性結膜炎」「ウイルス性結膜炎」「アレルギー性結膜炎」とさまざまです。すぐ治る目やには細菌性のものが多く感染力が弱いのが特徴です。

 一方ウイルス性は目やにの量も多く充血などの症状も強くなります。ウイルス性の代表に「流行性角結膜炎(はやり目)」や「咽頭結膜熱(プール熱)」がありますがどちらもアデノウイルスによるもので、発熱などの全身症状や感染力が強いため「学校感染症」に指定されています。ウイルス性で他人にうつしてしまうということもありますので、結膜炎の種類を知っておく事はとても大切なのです。

目やにの原因は結膜炎だけではない!

 赤ちゃんの目やには涙の通り道が閉じている「先天性鼻涙管閉塞」の可能性があります。涙道は生まれた時に開通しているのですが、開通せず閉じたままだと涙が鼻に流れず溜まるため細菌感染をおこし目やにを引き起こしてしまいます。成長に伴い自然と開通する場合も多いのですが、開通しない場合は処置や手術が必要になります。

 また大人でも何らかの原因で鼻涙管が詰まってしまうと涙嚢(るいのう)で感染を起こし、溜まった膿が逆流して目やにが出ます。また悪化し急性涙嚢炎となると目頭付近が腫れて痛み、押すと膿が出る・ひどい場合は頬の辺りまで腫れ痛みで眠れないなどの辛い症状が出る事もあるのです。

 涙嚢炎は再発しやすく完治させるためには手術が有効です。ただの結膜炎と思っていたら手術が必要な病気だったと言う事もあるので、目やにが治らない・腫れや痛みを伴うという場合は眼科を受診しましょう。

目やにが出た時の対処法

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細菌感染の場合

 抗生剤の点眼液が効果的です。

ウイルス感染の場合

 感染力が強いのでタオルなど家族とは別にし、どこでも触らないなど感染させない努力も必要です。

アレルギーの場合

 コンタクトが原因の場合は、使い捨てコンタクトに変える・コンタクトを中止し治療を受けるなどアレルギー対策が大切です。まずは眼科を受診し目やにの原因を知ることが大切なのです。

目薬(点眼薬)の正しい使い方

 目薬を使う時はまつ毛に注意です。容器の先がまつ毛に触れると容器内で菌が増え、繁殖した菌をまた目に戻している事になりますので、まつ毛や皮膚に先端が触れないように目薬を正しく使いましょう。目薬が上手にできない時は下まぶたを「あっかんべー」の状態にし、そこに落とすつもりで行うとよいでしょう。目頭に落としそれから目を開けるなども簡単にできる方法です。

最後に

 目が開かないほどの目やにはトラブルが起きている証拠です。また目やにがある場合は目を洗うとスッキリするかもしれませんが過剰な眼洗浄はトラブルを招きかねませんのでやめましょう。目やにがある場合は自己判断せず眼科を受診する事をお勧めします。

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