コラム
» 2015年05月24日 06時00分 UPDATE

ビールがおいしい季節! アルコールから胃を守るための救世主が明らかに!?

夏が近づいてきました。アルコールの飲みすぎから胃の健康を守るため、ある研究結果をご紹介します。

[Geno]
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 夏が近づいてきました。喉が渇きアルコールを飲む機会も増えてくるこの季節に、アルコールの飲みすぎから胃の健康を守るため、ある研究結果をご紹介します。

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胃とアルコールの関係

 胃を痛めて医師に診察を受けた際、治るまでしばらくはアルコールを控えるようにアドバイスを受けたことはあるでしょうか。アルコールと関係がある臓器というと、肝臓というイメージが強いのですが、胃もその影響を受けています。アルコールを体内に摂取した後、酸化されることにより、人体に毒性となる発癌性物質のアセトアルデヒドへと変化します。アセトアルデヒドは胃液の中にも入り込み、胃粘膜が胃癌にもつながりかねない悪影響を受けることになるのです。

酵素の力でアセトアルデヒドから酢酸へ

 アセトアルデヒドは毒性がありますが、酵素の働きにより、無毒な酢酸に変えることができます。この酵素の力を決める要因としてALDH2遺伝子がありますが、日本人の約4割の方がこの酵素の力が弱いとされる遺伝子型であると言われています。この酵素の力が弱いとされる遺伝子型を持っている人は、胃液中のアセトアルデヒド濃度が高くなる傾向にあるのです。

アセトアルデヒドの悪影響を抑える栄養素 L−システイン

 東北大学は、同大大学院医学系研究科消化器病態学分野の飯島克則講師、前嶋隆平医師、下瀬川徹教授らのグループが、アルコール摂取後の胃液中のアセトアルデヒドの増加が非必須アミノ酸であるL-システイン投与によって抑えられることを明らかにしたと発表しました。L-システインは食品から直接摂取することが難しいとされています。そのため、メチオニンと呼ばれる必須アミノ酸を食品から摂取することで、L-システインを作り出すという方法も有効だといわれています。

L-システインを作り出すメチオニンを多く含む食品

 ・果実・肉・野菜・ナッツ・豆・ホウレンソウ・グリーンピース・ニンニク・チーズ・トウモロコシ・豆腐など

 飲みすぎで次の日を迎えても、体内からアルコールはすっかり消えているかもしれません。しかしアルコールは胃癌になるリスクを残している可能性があるのです。アルコールに弱い方や胃が強くないという方は、自分に合ったアルコール摂取量と効果的な栄養を考えてみるのはいかがでしょうか。

 自分の遺伝的なアルコールの強さが気になる方は、GeneLife NEOをおススメします。

<参考文献>

この記事は「遺伝子の?を!に変える」をコンセプトに、遺伝子に特化した国内外の情報を配信するサイト「Geno」から転載しています。


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