コラム
» 2015年06月09日 06時00分 UPDATE

やはり妊娠中の喫煙は危険だった! 胎児の遺伝子に与える影響とは

妊娠中の喫煙が良くないことは、多くの人が知っているでしょう。ですが、何がどのように良くないのか、まで知っていますか?

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 妊娠中の喫煙が良くないことは、多くの人が知っているでしょう。ですが、何がどのように良くないのか、まで知っていますか?

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胎児に与える影響とは

 最もよく知られているのは、乳幼児突然死症候群(SIDS)です。最も大きな要因がタバコと考えられており、両親が喫煙している場合、喫煙していない場合と比べて4.7倍ものリスクがあるといわれています。それ以外にも、流産や早産などのリスクも高まると考えられていますが、最近の研究で、健康に生まれても、その後の子供成長に影響を与えることが分かってきました。

ADHDと喫煙の関係性

 ADHDをご存じでしょうか。多動性、不注意、衝動性などの症状をもつ発達障害の1つで、社会的ルールが増加する、小学校入学前後に発見される場合が多いといわれていますが、大人になって働き始めてから、気付く場合もあります。このADHDと妊娠中の喫煙に関連性がある可能性が判明しました。

 カナダの研究チームは、6歳〜12歳のADHD症状を持つある子どもを対象にDNA解析と母親の妊娠中の喫煙の有無を調査しました。その結果、394人中171人の母親が、妊娠中に喫煙をしていたことが判明したそうです。さらにDNAの解析結果からは、喫煙リスクを高めると考えられている遺伝子がADHDとも関係性をもつことが分かったようです。

 研究チームによれば、ADHDの患者は、一般の人よりも若年で喫煙を始め、止めたくても止められない傾向を持つことが分かっており、今回の研究は、喫煙とADHDは関連する遺伝子が同じであること、母親の妊娠中の喫煙が、その遺伝子の変異に影響を与えていることの根拠となると考えているようです。

<参考文献>

この記事は「遺伝子の?を!に変える」をコンセプトに、遺伝子に特化した国内外の情報を配信するサイト「Geno」から転載しています。


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