10歳若い! 童顔遺伝子の秘密

ハーバード大学が発表した内容によると、童顔遺伝子は本当に存在するようです。

» 2015年06月18日 06時00分 公開
[Geno]
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 隣に並ぶと自分が損する程、童顔の友達っていませんか? 周りにいなくても、芸能人を思い浮かべてみると、一人くらいはあなたの頭の中にも浮かんだかもしれません。化粧品? 生活習慣? 食習慣? 何が違うのか探してみて、たどり着いた結論は「親からもらった財産」ということになりそうですが、この答え、科学的根拠があるようです。

欧米では肌が黒い方が若い傾向がある?

 ハーバード大学が、バンクーバーの「the World Congress of Dermatology」に発表した内容によると、アメリカの遺伝子検査会社23AndMeのデータに基づき調査した結果、童顔遺伝子は本当に存在するようです。研究によると、童顔遺伝子は「一つの遺伝子」ということではなく「特定の遺伝子型の組み合わせ」が童顔を作っているようです。

 該当する遺伝子はDNAの修復に関わる遺伝子や肌のバリア機能に関わる遺伝子など、7つのカテゴリーに関わっていると言われています。欧米では、「(生まれつき)黒い肌の方が童顔で美肌の傾向が多い」という認識があります。今回の研究でも、童顔の「特定な遺伝子の組み合わせ」は、白人よりも2倍も多く黒人から発見されたようです。発見されたのが白人より2倍ぐらい多かったと報告しています。

 理由として、一般的に黒い肌は色素が多く紫外線に強いからだと考えられていたのですが、研究によるとそれだけではないようです。この様な人たちには「美しく年をとる」遺伝子が含まれているらしく、加齢による疾患などを防ぐことにも関わっていると報告されています。実際、この特定の遺伝子の組み合わせを持っている人は、見た目が10歳ぐらい若いと言われています。

 もし科学者たちがこの遺伝子の組み合わせをまねできるようなエイジングケアーを開発するとしたら、どんなに高くても、今から節約してでも買いたいですね!

この記事は「遺伝子の?を!に変える」をコンセプトに、遺伝子に特化した国内外の情報を配信するサイト「Geno」から転載しています。


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