ハウツー
» 2015年06月18日 07時30分 UPDATE

iPhoneユーザーなら絶対設定しておくべき「メディカルID」の作成方法

「メディカルID」設定していますか? iOS 8以降が導入されたiPhoneのユーザーなら、今すぐヘルスケアアプリから設定をチェックしましょう。作成は簡単にできます。ただし注意点もあります。

[園部修,ITmedia]
メディカルID

 最新OSが入ったiPhoneユーザーのみなさん、「メディカルID」は利用していますか?

 メディカルIDとは、「ヘルスケア」アプリに用意された機能の1つで、万が一事故に遭ってしまい救急搬送されるときなどに、医療関係者に伝えておきたい情報を記録しておく画面です。ユーザーが自分ですべて手入力しておくようになっていて、生年月日、血液型、臓器提供の意志、体重、身長などの情報のほかに、病気/けがについて、医療メモ、アレルギーと反応、使用中の薬、緊急連絡先を記録できます。

 大きな特徴は、ここに書いた内容がiPhoneのロック画面からパスコード入力画面に遷移し、「緊急」を押すと、パスコードを入力せずに誰でも参照できること。例えば自分の身に何か起きて、救急搬送されるような事態に遭ったとき、医療関係者がこのメディカルIDを参照できれば、素早く安全に治療に取りかかれるのです。緊急連絡先に電話もかけてくれるでしょう。

メディカルIDメディカルID ロック画面の左下にある「緊急」を押すと、電話がかけられる白い画面に切り替わります。ここで左下の「*メディカルID」をタップすると誰でもメディカルIDが参照できます
メディカルID 生年月日、年齢、病気やけがの情報、アレルギー情報、服用中の薬、緊急連絡先、血液型、身長と体重などが確認できます

メディカルIDを記入しておくべき理由

 そんなもの必要ない、と思うかもしれませんが、ある日突然交通事故に遭うかもしれませんし、仕事中に不意に倒れるようなことが起きるかもしれません。そんなときに、自分の血液型やいざというときの連絡先を、救急隊員や医療関係者にすぐ伝えられる人が、必ず近くにいるとは限りません。いや、むしろいないことの方が多いのではないでしょうか。だからこそ、メディカルIDの情報は重要なのです。

 仮に持ち物の名刺などから電話番号が判明し、職場に連絡されても、同僚や人事部で誕生日と緊急連絡先くらいは分かるでしょうが、薬の服用歴や既往歴などは聞かれても答えようがありません。今どんな薬を飲んでいるかは、非常に重要な情報です。薬の種類によっては、治療に使えない方法なども出てくるからです。また輸血が必要な場合、血液型が分かればその後の作業はスムーズに進みます。アレルギーがある場合は、それに留意して治療を行えます。原因の特定などもしやすくなる可能性があります。

 作成方法は簡単です。iOS 8以上が導入されたiPhoneで、「ヘルスケア」アプリを立ち上げ、右下の「メディカルID」をタップすれば、説明画面が表示されます。ここで「メディカルIDを作成」を選び、画面に必要事項を記入すればOK。血液型と身長、体重は、ヘルスケアアプリ内にデータがあればそれを参照してくれます。緊急連絡先の電話番号と薬の服用歴、アレルギー情報などは記入しておきたいところです。薬についてはこまめにアップデートしましょう。

メディカルID 作成は「ヘルスケア」アプリの右下の「メディカルID」から
メディカルIDメディカルID アレルギーと反応や、使用中の薬は、入力しなければ画面には表示されませんが、重要な情報なので記入しておいた方が望ましいと思います

ただし誰でも見られる情報という点には注意

 ただし、便利なものにはトレードオフがあります。この情報は、前述のとおりiPhoneのロックを解除せずに誰でも見られてしまうので、iPhoneをどこかに置き忘れてしまったりすると、中身をのぞかれてしまうリスクがあります。ですので病気についてや医療メモなど、プライベートな情報を必要以上に書き込む必要はありません。

 また緊急連絡先の電話番号が悪意を持った人に知られてしまうと、悪用される可能性もゼロとは言えません。この点は認識しておく必要があります。


 万が一の時に、自分の命に関わる正確な情報が提供でき、スムーズな治療につながる利点と、iPhoneを紛失し、個人情報が悪意ある人に漏れてしまうリスク、どちらを採るかは人それぞれだと思いますが、個人的には飲んだ薬や緊急連絡先なども含めて情報登録しておくことをお勧めします。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

オススメ記事