コラム
» 2015年06月21日 06時00分 UPDATE

膀胱炎の治し方って? 自然に治るの?

残尿感や頻尿、排尿痛などに悩まされる膀胱炎の治療法についてご紹介します。

[いしゃまち]
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 残尿感や頻尿、排尿痛などに悩まされる膀胱炎。どんな治療法があるのでしょうか? また、自然に治るものなのでしょうか? 今回は膀胱炎の治療法についてご紹介します。

膀胱炎の治し方って? 自然に治るの?

膀胱炎ってどんな病気!? 原因と症状

 膀胱炎とは何らかの原因で膀胱内に細菌が繁殖し、炎症を起こした状態を指します。膀胱炎には1. 急性単純性膀胱炎と2. 慢性複雑性膀胱炎の2つに区別されます。

1. 急性単純性膀胱炎

 膀胱や尿道に病気がない状態で、大腸菌などの細菌が入ることによって起きる膀胱炎です。若い女性に多くみられます。

2. 慢性複雑性膀胱炎

 膀胱や尿道に病気があることによって細菌が膀胱内に住みつき、慢性的に膀胱炎を繰り返す状態です。


 膀胱炎の症状は、主に残尿・頻尿・排尿痛・血尿です。また、中には膀胱炎から発熱を起こすということもあります。

 膀胱炎の原因として挙げられるのは、トイレを長く我慢する・不潔な性交渉・前立腺炎などの疾患による尿道圧迫のための残尿などが挙げられます。

 膀胱炎の症状についてさらに詳しく知りたい方は、「女性は特に要注意。膀胱炎ってどんな病気?」の記事をご覧ください。

膀胱炎の治療法

 膀胱炎の原因菌として最も多くみられるのは大腸菌です。その他にはブドウ球菌属、プロテウス、肺炎桿菌属、腸球菌属などの細菌があります。また、検査で一般の細菌が証明されないこともあり、性感染症の原因菌でもあるクラミジアやウレアプラズマ、マイコプラズマという菌なども関与していることがあります。

 膀胱炎の治療は、まずは薬物療法が基本です。原因となる大腸菌には多くの抗菌剤が効きますが、ペニシリン系薬剤に対して耐性を持っている場合もあります。

 一方、ニューキノロン系や新経口セフェム系薬剤といった抗菌剤への耐性菌はほとんどありません。

ts_is0621a.jpg 出典:膀胱炎治療法ガイドラインを参考にいしゃまち編集部作成

 上の表にもある通り、約3〜7日間の薬物投与で膀胱炎を治療していきます。きちんと処方された薬剤を飲みきれば短期間で治ります。しかし、女性の場合膣などに残存している菌が原因となり、1年以内に再発を繰り返すこともしばしばあります。

膀胱炎って自然に治るの?

 膀胱炎は自然に治ることもあります。急性単純性膀胱炎の場合2〜3割は2週間の間でいつのまにか治っているという報告もあります。しかし、自然に治ったからといって油断してはいけません。薬物で菌を殺した訳ではないので膀胱内に原因菌が残ってしまい、再発を起こす可能性が高くなります。

 また、慢性化してしまうと度々膀胱炎を起こし、最悪の場合腎盂腎炎(腎臓で作った尿が集まる腎盂という場所が炎症を起こす病気)を引き起こすこともあります。少しでも症状を自覚した場合、速やかに医療機関を受診し薬物療法を受けましょう。

まとめ

 膀胱炎の治療自体はとても簡単なものが多いです。膀胱炎になったら医療機関を受診し、しっかりと治療をしましょう。

<参照リンク>

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