コラム
» 2015年06月22日 08時00分 UPDATE

iPhoneの画面が割れたとき、非正規修理業者を利用するメリットは?

iPhoneの修理は、基本的に正規のサービスを利用することをお勧めしますが、最近は街中にiPhoneの修理をサービスメニューに掲げる業者も増えています。こうした非正規のサービスを利用するメリットはあるのでしょうか。

[園部修,ITmedia]
iPhone 画面割れ

 これまで、何度かiPhoneの画面が割れたときの料金や利用すべきサービスを紹介してきましたが、基本的にはアップルストアや正規サービスプロバイダーを利用することを前提に解説をしていました。その理由は、非正規の修理業者を利用すると、その後一切の保証が受けられなくなる可能性があるからです。

 しかし、非正規の修理業者を利用するメリットも、ないわけではありません。例えばApple Care+や通信事業者などの保証プログラムに加入していない場合でも、正規の修理より安い料金で修理ができたり、待ち時間が短かったりすることもあります。可能な限り正規サービスプロバイダーを利用することをお勧めしますが、そうも行かない場合に、非正規の修理業者を利用するメリットを考えてみます。

修理代金が安い

 最近のiPhoneは、画面(ガラスカバー)を割ってしまった場合、液晶ディスプレイのパネルも一緒に交換する必要があるため、ガラスだけ交換することができません。そのため交換用パーツの価格もそれほど安くはないので、どうしても1万円弱程度の出費は見込む必要があります。

 ちなみに保証なしでアップルストアに持ち込んだ場合、ディスプレイパーツの交換だけなら、iPhone 6で1万2800円(税込)、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5は1万4800円(税込)で修理してもらうことができます。ディスプレイ以外の部分にも損傷があったりする場合は、代金はiPhone 6 Plusが4万1904円、iPhone 6が3万7584円、iPhone 5s/iPhone 5c/iPhone 5が3万4344円、iPhone 4sが2万4624円、iPhone 4/iPhone 3GS/iPhone 3Gは1万8144円です。

 iPhone 5s以前の機種であれば、比較的パーツの入手が容易なせいか、正規サービスプロバイダーで修理するより価格が安いケースが多いです。調べてみた範囲では、1万円を切る価格設定がほとんどだったので、内部の部品やソフトウェアの動作に問題がないようであれば、こうした非正規のサービスを利用してもいいかもしれません。

 iPhone 6 Plusは部品が手に入りにくいせいか、正規サービスプロバイダーより高い価格設定のところも多く見られました。iPhone 6も若干価格は高めで、正規サービスとほとんど差がないところもありました。

 それから、非正規修理業者での修理は、故障の内容ごとに細かく料金が設定されていることもあるので、音が聞こえなくなったとか、ホームボタンの効きが悪くなった、といった程度の内容であれば、安価にすむことも考えられます。業者によっては「成功報酬」をうたっているところもあります。

 なお、落下の衝撃で壊れるのはガラスだけとは限りません。内部のパーツに不具合が発生している場合も考えられます。一見動いているように見えても、アップルストアに持ち込んで動作テストをした結果本体交換になるような場合もありますので、非正規修理業者での対応はあくまでも応急処置ととらえた方がいいでしょう。

待ち時間が短く、持ち込んだその場で修理してもらえる

 もう1つの非正規修理業者のメリットは、対応スピードの速さです。クオリティはお店によってばらつきがあると思いますが、持ち込めばすぐに修理してもらえるところも多くあります。

 アップルストアのGenius Bar(ジーニアスバー)を予約しようと思うと、最短で3日後や4日後になることはざらです。こまめにApple Storeアプリをチェックしていると、まれに近い日時で空き時間が出現することもありますが、早く直したいのに予約が取りにくいことを考えると、非正規の業者を利用してみようと考える人もいるでしょう。

 正規サービスプロバイダーなら、アップルストアほどの混雑はしておらず、即日修理に対応しているところも多いですが、時間が読みにくい点はアップルストアとあまり変わりません。また、価格が一律ではないので、この点は非正規の修理業者と大きな差はないかもしれません。

 多くの非正規修理業者は、予約なしでもその場で修理してくれることが多いです。予約を受け付けているところもあるので、予約が取れればさらに確実です。修理の所要時間は、ディスプレイパーツの交換だけなら数十分で完了するケースがほとんど。この点は非正規の修理業者ならではです。預かり修理などにはならない点は、すぐ修理してもらいたい人にはありがたいポイントです。


 このように、非正規修理業者にもメリットはあります。ただ、繰り返しになりますが、一度利用してしまうと、メーカーや通信事業者の保証は受けられなくなる可能性がある点は理解しておく必要があります。修理技術も店によってばらつきがあるので、場合によっては満足のいく結果が得られないこともあるかもしれません。人気があるサービスだけに、今後は詐欺まがいの修理店が出てこないとも限りませんので、そのあたりの見極めを自分でする必要もあります。

 とはいえ、背に腹は替えられない、という事情もあるでしょう。保証の点は、2回目以降も非正規修理業者に修理を頼むことにすればカバーできるかもしれません。また、iPhone 5sの2年縛り明けまであと少し持たせたい……といった場合などにも、リスクを理解した上で、非正規修理業者を利用してもいいかもしれません。

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