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» 2015年07月09日 06時30分 UPDATE

ベレー帽の遺髪から遺伝子をひも解く 「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」始動

遺伝子検査サービスを提供するジェネシスヘルスケアが、故・手塚治虫氏の遺髪をもとに、遺伝子解析を行うという興味深い試みをスタートした。発表会場には長男の手塚眞氏が、治虫氏そっくりに変身して現れた。

[ことばや/伊藤佳代子,ITmedia]
手塚治虫遺伝子解析プロジェクト 発表会場に手塚治虫氏?

 7月7日、七夕の日に、おとぎ話のようなプロジェクトが発表された。それは、漫画の神様として知られる故・手塚治虫氏の遺伝子を解析し、天才のすべてを解き明かすというプロジェクト。仕掛けたのは、遺伝子検査キットのパイオニア、ジェネシスヘルスケアだ。同社の創立11周年の記念プロジェクトであると同時に、新製品「GeneLife Genesis」のリリースに合わせたプロモーションの一環でもある。

 同社はこれまでも、医療機関向けの遺伝子検査に限らず、個人が手軽に遺伝子検査のできるキットを販売してきた。肥満遺伝子や肌老化遺伝子、メタボ遺伝子などを検査するキットなどがそれである。今回新たにリリースするGeneLife Genesisは、従来品である「GeneLife NEO 330」の進化版と言うべきもの。1000以上もの遺伝子を検査し、それを360項目に渡って解析する。自分の体質や病気のリスクだけでなく、その本質までもつまびらかにしてしまう遺伝子検査だ。

 「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」では、このGeneLife Genesisを使い、天才・手塚治虫のすべてを解き明かす。

手塚治虫遺伝子解析プロジェクト

 プロジェクトの始動にともない、同社初のテレビCMも制作された。その映像が場内に流れると、会場に驚きが広がる。そこに生き生きと動く手塚治虫氏の姿が映し出されたからだ。ことの真相は、その後に登場したトークゲストによって明らかになる。

 舞台に呼び込まれたのは、手塚治虫氏の長男であるヴィジュアリストの手塚眞さん。しかし、登場したのは、まさに“手塚治虫”その人だった。

 実は、舞台に登場したのも、CMの中でイキイキと動いていたのも、特殊メイクを施して完璧に父・手塚治虫になりきった眞さんだった。その完成度の高さは写真を見れば分かるだろう。

 トークでは、先行して明かされた手塚治虫氏の遺伝子を解析した結果の一部が披露された。トレードマークだったベレー帽に残されていた遺髪と血縁者の遺伝情報から採取したDNAを元に、ジェネシスヘルスケアの国内研究所が導き出した、手塚治虫氏の遺伝子的特徴は、「記憶力の良さ」「幸福感の大きさ」「協調性の高さ」、そして「情報処理能力の早さ」だ。

 それを聞いた眞さんが語った在りし日の天才のエピソードはまさに伝説的だった。特に、「自分が描いたすべての漫画原稿の全ページが頭に入っていて、アシスタントに指示をする際も、あの漫画の何ページの何コマ目と同じ背景を描いて、と細かく指定した」という記憶力についての話や、「別作品の原稿を机に並べて同時進行で描いていた」「電話で編集者と打ち合わせをする傍ら、別の漫画を描いていた」という処理能力に関する話は、天才の天才たる所以を感じさせた。

 トークの最後には、実際に治虫氏が愛用していたベレー帽や眼鏡、描きかけの原稿(コピー)も登場し、会場を大いに沸かせた。ちなみに、手塚治虫氏のすべての遺伝子解析結果は、8月中旬に発表するという。

手塚治虫遺伝子解析プロジェクト ベレー帽に残されていた遺髪と血縁者の遺伝情報から採取したDNAを元に、遺伝子の解析を行った
手塚治虫遺伝子解析プロジェクト 書きかけの原稿のコピーなども披露

 手塚眞さんに続いて舞台に登場したのは、オトナ女子の憧れの的、マエノリこと、ファッションモデルの前田典子さん。実際にジェネシスヘルスケアの遺伝子検査を受けたという彼女は、その詳細な解析結果への驚きと感動を素直に表していた。

手塚治虫遺伝子解析プロジェクト 「GeneLife Genesis」で遺伝子検査を受けた前田典子さん

 さすがにファッションモデルと言うべきか、病気のリスクなどを確認しつつも、ダイエットやスキンケアに関わる項目のチェックもしっかりしていた。前田さんは筋肉がつきにくい体質らしく、筋トレを積極的にした方がいいことや、食事の際はたんぱく質となる肉などを最初に食べた方がいいことなどが改めてわかったのだという。

 「美は一日にしてならず。そして、その第一歩は自分を知ること」と話した前田さんは、「唾液だけで簡単に自分の取扱説明書が分かる遺伝子解析はスゴイ。興味がある人は早めにやっておくべき」と同社の遺伝子検査を勧めた。

 トークゲストの最後に登場したのは、メンタリストとして活躍するDaiGoさん。彼が事前に行なった遺伝子検査は、前田さんとは種類が異なり、自己分析遺伝子検査「GeneLife Myself」によるもの。遺伝子から、性格や思考、趣向などに関連する75項目を分析する。

手塚治虫遺伝子解析プロジェクト GeneLife Myselfを受けたメンタリストのDaiGoさん

 究極の個人情報とも言える内容だが、その一部を公開しながら、DaiGoさんは自分を冷静に分析。仕事やプライベートへの活用の仕方を披露した。「まず、自分の強みを知り、その後で弱みを知れば、ネガティブ要素もポジティブに解釈できる」としながらも、「人は弱みによって愛されるのだから、欠点もそのまま受け入れることも自分を知ること」とした。

 また、問診形式による性格検査による「現在の自分」を遺伝子レベルで「生まれ持った個性」と比較することができ、その結果も公開。「性格や個性は90%遺伝子で決まるが、残りの10%は自分で変えられる」ことをデータで証明してみせた。

 今回リリースされたGeneLife Genesisは、2万9800円(税抜)。1000以上の遺伝子から360項目の検査ができ、健康管理アプリも活用できる。また、プロジェクトの始動を記念して、手塚治虫氏の代表作である「火の鳥」をモチーフとしたプロジェクト記念限定パッケージ4種類を限定1万個、特別価格1万9800円(税抜)で販売する予定。詳細はジェネシスヘルスケアのGeneLife Genesis特設サイトで確認できる。

手塚治虫遺伝子解析プロジェクト GeneLife Genesisのプロジェクト記念限定パッケージ。限定1万個を特別価格1万9800円で販売する

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