ダイエット成功の秘訣は「スケジュール調整スキル」――編集者・鳴海淳義さん（4/4 ページ）

[中山順司，ITmedia]

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「フリーズドライやばいです。めちゃくちゃうまい」

――最近注目している食材はありますか？

　フリーズドライ食品です。フリーズドライって、1回調理したものを急速冷凍しているんですが、お湯をかけるとまるで調理直後のように戻るんです。特徴は油脂が少ない。なぜなら油脂があるとフリーズドライにできないからです。これが注目している理由。

　リゾット、麺類、パスタ、味噌汁など多種のメニューがあって、どれもカロリーは低い。親子丼なんてめっちゃうまいですよ。もはや、普通に調理された親子丼を越える味です（笑）。ただ、ご飯にかけて食べるので、炭水化物は摂取してしまうんですけどね。

――フリーズドライはおいしくないってイメージがありました。

　いやいや、侮れない完成度ですよ。チーズリゾット、ビーフシチューも定番ですが、カニの味噌汁にはごろっと大きなカニの身が入っていて感動します。値段は540円なので味噌汁にしては高いですが、マジでうまいのでぜひ試してみてほしいです。

鳴海さんおすすめの親子丼（画像はアマノフーズオンラインショップから）。「蟹のみそ汁」は丸の内にあるアマノフーズ直営店の限定販売だ

――たまには、お菓子なんかをむさぼり食べたくなりません？

　なりますねぇ。10日に1度はがーーーっと好きなモノを食べたくなるんですけど、どうせドカ食いするなら、スナック菓子ではなく焼き肉にします。バーベキュー味のポテトチップスを食べるくらいなら、本物のバーベキューをしたほうが楽しいですよね。良い肉を思い切り食べれば、ジャンクフード欲は吹っ飛びます。

　お菓子で胃袋を満たすのって中途半端。お菓子で満腹になると罪悪感が残るだけで、満足度も低いです。ポテトチップスってひと袋食べ切るまで手が止まらない。あれは恐ろしい（笑）。おいしすぎて、1枚だけでやめるのは人間には不可能です。のどが乾いてジュースも飲むし、悪いループにはまります。

　ところが、焼き肉なら食べ終わったら「もうしばらく肉はいいや」って思えて満足度が長持ちするんですよ。

――鳴海さんって、難しいことを無理なくひょうひょうと乗り越えてるような。

　必要なのは誘惑に屈しない強靭な意思ではなく、“代替品をみつける視点”ではないでしょうか。「こんなに身体に悪いものを食べるくらいなら、もっと別の健康的でおいしいものを食べたほうがよくないか？」って考えていれば、誘惑に悩まされることもないですね。

――私も「夜の糖質オフ生活」を始めて、ムチムチな胴回りをシュッとさせてみせます！ありがとうございました。

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中山順司（なかやま じゅんじ）

ロードバイクをこよなく愛するアラフォーブロガー。ブログ「サイクルガジェット」運営。”徹底的＆圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ちょっぴり健康が気になって、自転車でも始めようかなとお考えの方が、「こんなコンテンツが読みたかった！」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。