Apple WatchのSiriならウルトラ警備隊やK.I.T.T.とも話せるのか試してみた

Apple WatchでSiriを起動し、「ウォッチ! 今何時?」と聞くとちゃんと妖怪ウォッチ仕様で答えてくれることを紹介しましたが、ほかにも腕時計型デバイスを使うドラマのせりふに対応しているのか確認してみました。

» 2015年08月11日 10時00分 公開
[園部修ITmedia]

 Apple WatchのSiriが「妖怪ウォッチ」や「スーパージェッター」「ジャイアントロボ」ネタに反応してくれることをお伝えしたところ、いや、腕時計型デバイスといえば「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊だろ、とか「ナイトライダー」のKITTだって腕時計型デバイスで呼ぶでしょう、といった反応をいただきましたので試してみました。

Apple Watch Siri

 結論から先に書くと、これらにはつれない反応しかしてくれません。

「ウルトラセブン」のビデオシーバー

 ウルトラマンから派生した特撮ドラマ「ウルトラセブン」に登場する、地球を守る組織「地球防衛軍」の極東基地に所属する6人の隊員は、ウルトラ警備隊という名称で活動していました。このウルトラ警備隊が使用していた通信用のデバイスが、テレビ電話機能を持った「ビデオシーバー」。Apple Watchの登場で、“ウルトラ警備隊ごっこ”をしたくなった人も多かったようです。

「ウルトラ警備隊、応答してください!」

 ということでApple WatchでSiriを起動して「ウルトラ警備隊、応答してください!」「アンヌ隊員、応答してください!」などと話しかけてみたのですが、「すみませんが、それはできません」を繰り返すばかりでした。スーパージェッターを知っているのに、同じ1960年代のウルトラセブンを知らないとは……。残念です。

Apple Watch ウルトラ警備隊Apple Watch ウルトラ警備隊 ウルトラ警備隊ネタは「応答」という言葉に反応しているのか、「できません」と言うばかり

 余談ですが、Apple Watchではさすがにビデオシーバーのように映像付きのFaceTime通話はできませんが、電話を受けるとなんだか特撮ドラマのキャストのような気分になりますので、試したことがない方はぜひやってみてください。

「ナイトライダー」のコムリンク

 米国で1980年代に放映され、日本でも男子の心をわしづかみにした特撮ドラマ「ナイトライダー」。これに登場する特殊車両「ナイト2000」には、人間の言葉を話すAI「K.I.T.T.(キット)」が搭載されていて、主人公とともに悪の組織との戦いで活躍していました。ナイト2000は、主人公の指示を元に自律的に動け、離れた場所から指示を受けることもあり、その通信には主人公の腕にある腕時計型のデバイスが用いられていました(「コムリンク」という名前だそうです)。

「行くぜ! キット!」

 こちらはリアルタイムで見たこともあるので懐かしくなったせりふの1つ。吹き替え版の定番のせりふ「行くぜ、キット!」と言ってみたら「了解です、マイケル!」なんて答えてくれるんじゃないかと妄想していましたが、米国のドラマであるにもかかわらずまったく無反応でした。

Apple Watch ナイトライダーApple Watch ナイトライダー ナイトライダーネタは「K.I.T.T.」を日本語の「きっと」と認識するので(発音を変えても)意味通じていなかったようです

 ただ、Apple WatchでK.I.T.T.と会話する機能が欲しい人は米国にも多いようで、iPhoneをK.I.T.T.もどきにしてApple Watchで会話(といっても固定のせりふを言うだけだったり)するアプリは探すといくつか出てきます。あまりクオリティは高くないのと、有料だったりするのでリンクは掲載しませんが、遊んでみたい方はApp Storeで「Knight Rider」「KITT」「K.I.T.T.」などと検索してみるといくつか見付けることができます。

 さて、他にどんなネタが仕込まれているのか……。お盆休みに往年の名せりふをApple WatchのSiriに話しかけてみるといいかもしれません。

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