マックも参入!アボカドバーガー最前線 各社の違いは?
業績低迷の末に、フレッシュ路線に転じたマクドナルド。昨年4月発売のアボカドバーガーを復活させ、アボカドバーガー市場をゆるがしています。
あの異物混入問題から売上高が16カ月連続マイナスとなっていたマクドナルドがこの夏、2014年4月に限定発売していたアボカドバーガーを復活しました。バーガー3種、朝マックのマフィン1種のラインアップを投入し、市場での巻き返しを狙っています。
衝撃が走る? アボカドバーガー市場
アボカドバーガーといえば、ハワイやアメリカでは定番のバーガー。それゆえ、ハワイ発のバーガーショップ「クア・アイナ」やアメリカンサイズで知られる「バーガーキング」では定番商品です。ナチュラル志向の「フレッシュネスバーガー」「サブウェイ」でも、さりげなく不動の人気を誇っています。
それぞれのアボカドバーガーは、似てはいるものの、それぞれの魅力があり、静かに連立していました。しかし、このたびマックが凝ったアボカドバーガー3種とマフィンを発売したことで、アボカドバーガー市場には大きな衝撃が走った様子。
アボカドバーガー、各社の違いは?
そもそも、各バーガーショップのアボカドバーガーにはどんな特徴があるのでしょうか?
クア・アイナは、BBQソースとトマトで挟まれた完熟アボカドがゴロンと乗ったぜいたく志向。バンズからはみ出すのもおかまいなしなのは、クア・アイナ流。一方、バーガーキングはトマトやレタスと共に、スライスされたクリーミーなアボカドが競演。味はあっさり系です。
フレッシュネスバーガーは塩コショウのみのシンプルな味付けで、ソースがないクラシックタイプ。こちらもバーガーキング同様、ちょっと控えめな味。素材本来の味を楽しみたい人には向いています。そしてサブウェイは、人気No.1メニューでもある「えびアボカド」。えびのぷりぷり感とペースト状のクリーミーなアボカドの絶妙なコラボ食感は、ほかのアボカドバーガーとは異なる魅力があります。
マックの新アボカドバーガーはどう?
このたび期間限定で登場したマクドナルドのアボカドバーガーは、「アボカドビーフ」「アボカドえび」「アボカドベジタブルチキン」の3種。もっちりとした「チャバタ」という四角いバンズに、角切りアボカドがソースと絡んで挟まれています。
それぞれ、ビーフ×ベーコンと共にわさびソースがきいたもの、えびカツとスパイシーなこぶサラダソースをアボカドと和えたもの、野菜を練り込んだチキンのパティとベジタブルソースが絡んだものと個性派ぞろい。サブウェイと同じく、他具材やソースとの相性で楽しめる方向性です。各バーガー店で、ちょっとあっさりしたアボカドの「物足りなさ」を感じていた客のニーズを満たす可能性が高いでしょう。
一方、朝マックのマフィンはロースハムとレタスと合わせ、コブサラダソースで味付けをしたシンプル路線。こちらは、どちらかといえば、バーガーキングやフレッシュネスバーガー寄り。朝マックというレア感もあり、アボカド好きに評判が上がりそうです。
急に激戦となったアボカドバーガー市場。どのバーガーが勝ち残るのか、しばらく目が離せません……!
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