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» 2015年10月03日 09時30分 UPDATE

値下げしたiCloudストレージ 新iPhoneでのお得な使い方は?

Appleが、9月にiCloudストレージの値下げを発表しました。50Gバイトが月額130円で利用可能になったiCloudストレージは、ちょっとの出費で、iPhone本体のストレージ容量を効率的に活用できるようになるのでお勧めです。

[園部修,ITmedia]
iCloud Storeage iCloudストレージの料金プラン

 iPhone 6sを発表した9月10日(日本時間)のスペシャルイベントで、AppleはiCloudストレージの価格変更を行いました。無料で使える容量は5Gバイトまでと変更はありませんが、有料プランの一部がお得になっています。

価格改定で容量増もしくは値下げに

 iCloudは、Apple IDを作ると無料でメールアドレスが作れたり、バックアップが取れたり、Safari(Webブラウザ)のブックマークや連絡先、カレンダー、リマインダーなどが複数の機器間で同期できたり、iPhone、iPad、Macを探す機能が利用できたりする、便利な機能満載のAppleのサービスです。前述のとおり無料で5Gバイトのクラウドストレージも提供されています。

 このiCloudストレージの価格が改定され、これまで最安の有料プランとして用意されていた容量20Gバイトが月額100円というプランに変わって、容量50Gバイトを月額130円で利用できるようになりました。20Gバイトという容量は、複数のiOSデバイスを使っていたり、バックアップをiCloudにするように設定していたりするとけっこうすぐに埋まってしまう容量だったので、この容量増はありがたいと言えます。

 ちなみに200Gバイトのプランは月額400円で変更なしですが、500Gバイトで1200円のプランはなくなって、1Tバイトのプランが2400円から1300円に値下げされました。500Gバイトのプランは、200Gバイトと比べて料金3倍で容量2.5倍という微妙なプランだったので、全体的に改定されてかなり使い勝手はよくなっています。

iCloudストレージの使いどころ

 iCloudストレージの有料プランで容量増や値下げがあると何がうれしいのか。あまりピンと来ない人もいるかもしれませんが、写真のストレージとして活用すると、iPhone本体の容量を大幅に節約できるうえ、MacやiPadなど他のiOSデバイスとも簡単に写真の共有が簡単にできるようになるので注目です。

 ポイントは、「iCloudフォトライブラリ」を利用すること。iOS 8.3から正式に提供が始まったiCloudフォトライブラリは、同じApple IDに紐付けられているiPhoneやiPad、Macなどで撮影した写真を、オリジナルサイズでiCloud上にバックアップし、Apple TVなどを含むさまざまな対応デバイスから同じようにアクセスできるサービスです。適宜クラウドにバックアップされるので、いちいち転送しなくても、iPhoneで撮った写真がほどなくMacの写真アプリも確認できたりするので、iPhoneで写真をよく撮るという人にはお勧めです。

iCloud フォトライブラリー iPhoneでiCloudフォトライブラリーを利用すると容量の節約が可能

 そしてiPhoneなど端末側には、オリジナルではなく、サイズを小さくしたサムネイルのみを保存するオプションが用意されています。「設定」から「iCloud」を選んで「写真」を開くと、「iPhoneのストレージを最適化」という項目があるので、これを選べば(チェックを付ければ)OK。すると、iPhoneの空きストレージが少なくなったときに、写真や映像が最適化されたものに置き換えられ、フルバージョンはiCloudにのみ保存されるようになります。

 大きく表示したい場合はその都度iCloudからダウンロードするため、少々表示まで時間がかかることがあったり、Wi-Fiに接続していない環境ではパケット通信量を消費したりするので、いいことずくめとまではいきませんが、ストレージ容量を効率的にやりくりできます。

 ちなみに2013年から撮りためた約2600枚の写真はおよそ16Gバイトでした。iPhone 6sでは、カメラの画素数が従来機種の800万画素から1200万画素に増えている上、写真と一緒に3秒の動画も撮れる「Live Photos」も利用するようになるので、写真のサイズは2倍近くに増えます。写真がストレージ容量を圧迫することは間違いないので、月額130円を払ってこの利便性を手に入れるのは悪くないと思います。

Keynoteなどのファイル管理にも

 iOS 9から、実はiCloudストレージ(iCloud Drive)の純正アプリも提供されています。ただ、OSをアップデートしただけではこのアプリは表示されません。「設定」から「iCloud」を選び、「iCloud Drive」を開くと、メニューに「ホーム画面に表示」というスライドスイッチが用意されているので、これをオンにすることで、利用できるようになります。KeynoteやPages、Numbersなどアプリのファイルが管理できたりもするので、活用している人はオンにしてみるといいでしょう。

iCloudストレージiCloudストレージ 設定から「ホーム画面に表示」を選ぶとiCloud Driveというアプリがホーム画面に表示されます

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