コラム
» 2015年11月11日 06時00分 UPDATE

眠れないなら抱きしめよう! 抱き枕が睡眠に「効く」理由

[ITmedia]
眠れないなら抱きしめよう! 抱き枕が睡眠に「効く」理由

 安眠グッズの1つとして知られる抱き枕。いわゆる“萌え系”のグッズの場合、実際には使われずに壁に立てかけられているだけのこともありますが、これは実にもったいない。抱き枕には科学的に証明された安眠効果があるのです。

「抱きしめる」にはストレス軽減効果がある!

 「抱き枕を抱きしめるとなんだか心が落ち着く」と感じている人も少なくないはず。これは気持ちの問題ではなく、科学的な根拠が示されています。国際電気通信基礎技術研究所と大阪大学、科学技術振興機構の共同研究により、人の形をしたクッション「ハグビー」を抱きしめながら電話をするだけで人体のストレスが軽減されることが分かったのです。

 この実験ではストレス値が上昇すると分泌が促進されるホルモン「コルチゾール」の血中濃度と心拍数からストレス総量の目安としました。結果、ハグビーを抱きしめて電話をした被験者のコルチゾール濃度と心拍数はともに低下。「抱きしめる」のストレス軽減効果は、対人間でなくとも発揮されることが分かったのです。であれば抱き枕にも確かにストレスを緩和する機能が備わっているといえるでしょう。

「抱き枕」にはいびきを止める効果がある!

 「あなたのいびきがうるさくて眠れないの」と恋人にいわれる人は、抱き枕を試してみるといいかもしれません。滋賀医科大学の睡眠学講座によれば、上向きで寝る場合よりも横向きで寝る場合の方が、圧倒的に呼吸がしやすく、いびきや睡眠時無呼吸も発生しにくくなるのだそうです。いびきの原因である気道の閉塞は上向きの方が起きやすく、横向きになることで状況が改善できるというわけ。

 大人のいびきの原因は寝姿勢だけでなく、肥満やアルコール摂取、扁桃腺肥大などさまざまな要因が考えられるので、抱き枕だけで解決できるとは言い切れませんが、試してみる価値はありそうです。

「抱き枕」は妊婦さんの睡眠をサポートする!

 妊婦さんはあおむけで寝ようとすると苦しくて眠れないことがあります。これは「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」と言って、大きくなった子宮が血管を圧迫して血行不良を起こしているから。「仰臥位」とはあおむけのことですね。近畿中央病院産婦人科によると、これを解決するには横向きに寝るのがオススメなのだとか。これにより血管の圧迫が解消され、よく眠れるというわけです。横向きになるといえば抱き枕の出番。抱き枕は二人の大切な赤ちゃんのためにも、とても効果的な寝具なのです。

 不安や孤独感でもんもんとして眠れない人や、いびきの問題を抱えている人、あるいは不眠に悩む妊婦さんはぜひ一度抱き枕を試してみてはいかがでしょうか。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.