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» 2016年01月11日 06時00分 UPDATE

1年365日で最も支出が増える日は?

総務省の家計調査では、年末年始に「ある決まった食品」の支出が増えていることが分かっています。

[石原亜香利,ITmedia]

 年末は、新しい年を迎えるための準備で、買い出しも増えてきます。そんな中、年越しそばやおせち料理、餅の準備などで支出がかさむ日は、やはりあの日のようです。

お正月

1年365日で最も支出が増える日は?

 2010年〜2012年の総務省の家計調査によれば、1年365日の中で、最も支出が増える日は、意外にも「元日」であることが分かっています。元日は店も休業していることが多く、外出するといえば初詣くらいなのにもかかわらず、支出が多いのは、「お年玉」に理由があるようです。3年間いずれも、元日の消費支出総額は1万4000円前後。そして1日当たりの平均支出額は6500円前後になっていました。

 このお年玉を除けば、12月30日〜31日が最も支出が高いといわれています。

12月30日に最も支出が増える品目は?

 特に、12月30日に最も支出が増える品目は「餅」。12月23日から徐々に増え始め、30日に大幅に増えた後、31日は大幅に減るという特徴があるといいます。背景として、大みそかに鏡餅を飾るのは「一夜飾り」として縁起が悪いことがあるといわれています。

 その他、12月30日に最も支出が高まる品目は、生しいたけ、干ししいたけ、エビ、かまぼこ、豚肉、鶏肉、卵、生鮮野菜、こんにゃく、みかんなどがあります。

 一方、12月31日は、年越しそば用と思われる、生うどん・そば、外食の日本そば・うどんの支出が一年間のうちで最も多い日で、その他、マグロ、鯛、ブリ、カニ、刺身盛り合わせ、牛肉、天ぷら・フライ、清酒と、新年の祝い料理を彩る食品の支出も同じく最も支出が多い日となっています。

餅の支出は北陸に多い

 餅の支出が増えるのは、月別で見ても12月がダントツで1位。さらに、2011〜2013年の平均値を見ると、一世帯当たりの餅への年間支出金額が最も多い都市は「金沢市(石川県)」で2857円、次いで「岐阜市(岐阜県)」の2543円、「福井市(福井県)」の2466円、「松江市(島根県)」の2449円、「富山市(富山県)」の2448円となっています。

 こうして見ると、石川県、福井県、富山県と北陸が多いのが目立ちます。北陸は、古くから伝統的に餅を食べる慣習が根付いており、餅好きで知られています。例えば、富山県では、妊婦に安産を祈る腹帯祝いとして「豆餅」を、嫁の実家から贈る習慣や、紅白のコロコロした餅を近所に配って臨月を過ごし、コロコロした元気な赤ちゃんが生まれるよう祈願する習慣、結婚後、嫁ぎ先に「大福餅」を贈る習慣などがあります。

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