コラム
» 2016年03月06日 06時00分 UPDATE

外国人が一番好きな野菜は“◯◯” 人気の秘密は栽培文化の違い

日本に来ると「野菜がおいしい」と思う外国人が多いようです。特に「さつまいも」は「日本ならではの味わい」と評価されるほど人気。

[石原亜香利,ITmedia]

 日本には「おいしい食材が豊富にある」といわれています。訪日外国人に聞くと「日本で食べられる野菜は新鮮でおいしい」と好評価を得ているようです。それでは、どの野菜が外国人に人気なのでしょうか? 人気の理由に迫ってみましょう。

日本食 訪日外国人 さつまいも

外国人が日本の野菜で好きなもの!ランキング3位まで紹介

 2014年の「タキイ種苗」が出したデータを見てみましょう。

 1位がトマトの61.3%で、2位は「さつまいも」で58.5%、3位は「かぼちゃ」で58.4%という結果になっています。

 さつまいもとかぼちゃが接戦を繰り広げた数字ですが、わずかな差でさつまいもが勝利しています。さつまいもとかぼちゃ、この差は何だったのでしょうか。

アメリカの「さつまいも」は日本の「さつまいも」と違う?

 実は外国では、あまり甘い野菜が普及していないのです。外国人たちに「自国でおいしいと思う野菜は?」と聞くと、アメリカではトウモロコシ、ブロッコリー、ホウレンソウ、アスパラが上がっており、ヨーロッパではトマト、ジャガイモ、さやいんげんがランキングに入っています。

 実際、アメリカで売られている「さつまいも」は、どんなものなのでしょうか。調べてみると、日本の「さつまいも」とは異なる味だといわれていることが明らかになりました。

 東京国際大学教授であるアメリカ人のベーリ・ドゥエル氏の資料「米国のサツマイモ栽培状況」によれば、米国全体では1997年度の栽培面積はトウモロコシが3246万7000ヘクタールもあるのに対し、サツマイモは3万5200ヘクタール程度。

 そんな栽培量の少ない米国のさつまいもは、オレンジ色の強い「高カロチン品種」と薄黄色の「低カロチン品種」で主に2種類に分けられるのだそう。

 高カロチンのさつまいもは甘みは強いものの、粘り気も強くしつこい味なのだとか。一方、薄黄色タイプは日本で栽培されているさつまいもとほぼ同類で、ほくほくした食感が特徴だそうです。

 高カロチンタイプのさつまいもに慣れている米国人にとっては、日本のほくほくしたほどよい甘さを持つさつまいもに感動を覚えるのかもしれませんね。

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