自覚のない歩きスマホ、事故が起きやすいのは“〇〇〇”だった
歩きながらスマホをしていて、ヒヤリとした経験はありませんか? 事故に発展してしまう恐れもあります。対策を知っておきましょう。
今、社会的な問題になっている「歩きスマホ」。スマートフォンで通話をしながら歩いたり、画面を見ながら歩いたりすれば、事故になってしまう可能性も。実際にヒヤッとした経験がある人も多いのでは? 今回は歩きスマホのリスクを減らすための対策をチェックしておきましょう。
歩きスマホ、自覚があったのは約29%
アメリカでは「歩きスマホ」をきっかけとしたケガが問題になっています。米国整形外科学会(AAOS)が行った調査「Distracted Walking」では、78%の人が歩きスマホが「危険な行為」と考えていることが分かりました。実際、約40%の人が歩きスマホでぶつかったり、転んだりしている様を目撃していると結果が出ています。約26%の人には歩きスマホリスクの自覚があったものの「自分が歩きスマホをしている」と明確に申告した人は約29%という低い結果に。普段から自分が歩きスマホをしていることや、そのリスクに気付いていないことが判明しました。
ホームから落ちるケースも?
MMD研究所が2014年に行った、「歩きスマホに関する実態調査」では、歩きスマホをしたことがある人のうち、ぶつかったり、ケガをしたりした経験がある人は17.5%で、前年より8.7%増加しています。
さらに、歩きスマホで経験した人のうち「人にぶつかった」が66.3%、「ものにぶつかった」が59.0%と最も多くなっていました。
また、「転んだ」が18.1%で、ちょっと恥ずかしい事態も。そして恐ろしいことに「階段から落ちた」が4.8%、「駅のホームから落ちた」が3.6%となっており、数字はわずかではあるものの、場合によっては生死に関わることもあるでしょう。
歩きスマホ防止対策は?
歩きスマホによる事故は、特に交差点で起きやすいため、通行時はスマホの操作を止め、必ず立ち止まることを意識しましょう。また、夕暮れ時からは、さらに視界が悪くなるため、特に注意が必要です。
自分が歩きスマホをしていなくとも、歩きスマホの人や、自転車に乗りながら電話をしている人などを見かけたときは、衝突しないよう十分注意しましょう。
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