新社会人が陥る“6月病”の恐怖 原因と対策

5月病にはかからなかったとしても、まだまだ安心はできません。特に新社会人は、もしかしたら6月病になってしまうかもしれません。

» 2016年06月01日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 ゴールデンウィークの大型連休が明けると、無気力になったり倦怠感を感じたりするといわれています。これを「5月病」といい、一般的によく知られていますが、実は「6月病」もあることをご存じですか。

 近年、特に新社会人の間では「新5月病」が増えているといわれています。これは、一般的な5月病よりも、もう少し後で起きる「6月病」のこと。なぜ一カ月遅れてかかるのでしょうか? その原因と症状をご紹介します。

6月病が起きる原因は?

 5月病は、いわゆる「適応障害」と呼ばれるものです。新環境に入った初期の段階で、環境にうまく適合できないことで起きる心と体の不調です。しかし、これは近年、新社会人において、時期が後ろ倒しになっている傾向があるといわれています。

 5月はゴールデンウィークがあり、ひとまず長い休みがあって、肉体的にも、精神的にも、リフレッシュできるところがあります。しかし、それがすぎて6月に入ると、いよいよ新入社員研修が終わり、各配属部署で仕事がスタートする時期。いよいよ仕事が本格的に始まるため「適応障害が起きやすい」といわれています。また、6月の梅雨のじめじめした空気も影響があるようです。

6月病の症状は?

 6月病には、次のような症状があるといわれています。

  • 気分が落ち込みがちで無気力になる
  • 不眠気味になる
  • 不安や焦りを強く感じる
  • 食欲がわかず、食べてもおいしいと感じない
  • 常に体が疲れている

 6月病になると、上記の症状が出て、精神的・情緒的にも不安定になり、無断欠勤やイライラして人に当たるなどの、攻撃的な行動を起こす人もいるようです。

6月病に気付いたらどうすべきか

 もし、少しでも6月病の自覚があれば、すぐに産業医に相談したり心療内科などに受診したりなどしてケアをしましょう。元気にまた仕事に復帰するためにも、まずは自分のストレスの源になっている現象を見極め、そこから距離を置くことが大切です。

 また、心身の不調は、自律神経のバランスを整えることも重要です。生活習慣が乱れている場合は、規則正しい食生活と決まった時間に就寝・起床する生活を心掛けましょう。

 無理をして多く食べようとしたり、お酒や甘いもので気を紛らわせようとしたりするのは逆効果です。もし、仕事に不安があるのであれば、無理をせず近くの人に打ち明けたり、適度に休みを取るなどして、がんばりすぎないことが大切です。

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