果物は避けるべきか、食べるべきか 体にいい食べ方とは

「野菜だけ食べていれば必要ない」「朝食ならいい」など、さまざまな情報が飛び交う「果物」の食べ方を探ってみましょう。

» 2016年06月29日 07時45分 公開
[石原亜香利ITmedia]
フルーツ

 「果物」というと、一昔前までは、果汁100%ジュースや生絞りのフレッシュジュースが体に良いといわれ、持ち上げられていました。しかし最近では「野菜を食べていれば果物は必要ない」「果糖が多いので太りやすい」などといわれるケースもあり、肩身が狭くなっているようです。

 一方、「朝食には良い」などの助け舟も出ていますが、いったい、実際どうすればいいのか混乱ぎみ。そこで、果物は食べるべきなのか、避けるべきなのか、その食べ方に迫ってみます。

果物は体に必要ない?

 よく、果物と野菜は違うといわれます。そして野菜は体にとって必要だが、果物は必要ない、といった情報を目にすることもあります。また、「糖質オフ」ブームの中、果物には果糖という糖分がたっぷり含まれているため、避けるべき食材の中に含まれることも多くなりました。果汁100%のオレンジジュースは身体に良いなどともてはやされてきた時代もありましたが、今では肩身の狭い思いをしています。

 果物は、確かに糖質が多く含まれています。よって、食べ過ぎれば当然、太りやすくなります。しかし、果物には、食物繊維が含まれているものが多いため、食後の血糖値の上昇がゆるやかになるものもあるようです。

 また、ケーキやドーナツなどの明らかに「糖質過多」な食品と比べれば、目の敵にするほどではないともいわれます。

果物は朝食に有効であるという説

 そんな微妙な立場にある果物でも、活躍の場が見出されています。それは「朝食」です。果物は水分が多いため、朝の「デトックス」には有効だから、というのが理由です。

 また、果物は、お米と比べて消化にエネルギーを要しないため、眠くなりにくいといわれています。つまり、朝からしっかり活動できるというわけです。

果物はどう食べればいいのか

 では、朝に果物を食べるとすれば、どのように食べればいいのでしょうか。

 上野啓樹氏、俣野成敏氏による著書『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』によれば、果物は朝食に空きっ腹で、単体で食べるのがいいそうです。なぜなら、他のものと胃の中で混ざると、酸化してしまうからだといいます。まだ夜中に食べたものが胃の中に残っている感覚があれば避けたほうが良いとのこと。

 また、体内時計をリセットするためには、糖質とたんぱく質が必要だという見解もあります。よってヨーグルトにフルーツを入れるなどして朝食をバランスよくとるのもよさそうです。

 果物は甘いものと認識しやすいので、敬遠してしまうかもしれませんが、一度朝食に取り入れてみて、眠気の具合を見るなど試してみる価値はありそうです。

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