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iPhoneやAndroidの画面をテレビに映す方法

人が集まったときなどにふと欲しくなる、iPhoneやAndroidスマートフォンの画面をテレビに映す機能。安いものでは1000円強くらいから、高いものでも1万円以下で実現できるので、ぜひ知っておいてください。

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スマホの画面をテレビに

 友達が何人か集まって、スマートフォンに入っている写真を見せ合ったり、帰省したときに撮りためた写真や動画を家族や親戚に見せたりしたいとき、スマートフォンの画面がテレビに映せたらいいな、と思うことはありませんか? あるいは、定額制の映像配信サービスなどをスマートフォンで利用していて、たまには画面の大きなテレビで見たい、なんて思うことはありませんか。

 そんなニーズに応える便利なツールがちゃんと用意されています。スマートフォンの画面をテレビに映すのに便利な製品を紹介しましょう。

HDMI/MHL対応のケーブルを用意する

スマホの画面をテレビに
MHL対応のスマートフォンに接続して使用するHDMI変換アダプター「MPA-MHL3AD01BK」(エレコム)。複数の周辺機器メーカーから発売されています

 最近のスマートフォンには、たいてい「HDMI」もしくは「MHL」という規格に準拠した、映像を出力する機能が用意されています。どちらの規格に対応しているかは、スマートフォンによるので、取扱説明書などで確認をしてみてください。HDMIなら、スマートフォンに搭載されている小型のmicro HDMIに対応したケーブルを、MHLなら、microUSBと同じ形状の端子に対応した専用の変換コネクターを用意することで、HDMI経由でスマートフォンの画面をテレビに映すことができます(数は少ないですが、MHLに対応したテレビなら、MHLケーブルだけで映すことも可能です)。iPhoneの場合は、「Lightning - Digital AVアダプタ」を用意すれば、HDMIでテレビに画面が映せます。

 HDMIケーブル自体は、別途購入するとそれなりに高いので、テレビと録画機やゲーム機の間に使われているものを外して流用してもOK。ただし、テレビから少し離れた場所でスマートフォンを操作したい場合には、少し長めのケーブルを用意した方がいいでしょう。有線接続なので接続や設定が簡単なのもポイントです。価格は変換アダプターだけなら1000円から数千円程度です。長いHDMIケーブルの場合はそれなりの出費になります。

Apple TVのAirPlayでミラーリングする

スマホの画面をテレビに
Apple TVがあれば、AirPlayのミラーリング機能でiPhoneやiPadの画面を簡単にテレビに表示できます

 iPhoneやiPadどのiOS搭載デバイスなら、「Apple TV」があれば、簡単に画面をテレビに出力することが可能です。Apple TVは単体でネット接続し、iTunesのさまざまなコンテンツをダウンロードしたりストリーミング再生したりできるデバイスですが、AirPlayという機能に対応していて、iOS搭載機器やMacからも、音楽や映像などの再生ができます。このAirPlayにはミラーリングという機能も用意されていて、先に紹介したLightning - Digital AVアダプタを接続したときと同じような画面出力を、無線LANとHDMI経由で行うことができるのです。

 Apple製品ということでAndroidスマートフォンでは利用できませんが、iPhoneやiPad、Macの画面をテレビに映すのであれば、無線LANのネットワークに接続していなくても利用可能で、設定も非常に簡単でお勧めです。価格が8200円(税別)と安くはありませんが、Apple製品を複数持っているなら導入しても損はないでしょう。

※初出時に、AirPlayを利用するのに同じ無線LANのネットワークに接続している必要があるという記述がありましたが、無線LANにつないでいない機器でもP2PのAirPlayを利用すれば接続可能です。おわびして訂正いたします。(8/17 12:50)

Chromecast経由で画面をキャストする

スマホの画面をテレビに
ChromecastというGoogleが販売している小型のデバイスを使えば、Androidスマートフォンやタブレットの一部機種では、画面をテレビにミラーリングできるようになります

 対応機種は限られますが、Googleが発売した、テレビのHDMI端子に取り付けられる小型のデバイス「Chromecast」なら、対応するAndroidアプリから画面をテレビに映す(キャストする)ことができます。発売当初は、Google Cast対応アプリから、主に映像や音楽などのコンテンツをテレビ画面に表示する機能が中心の製品でしたが、その後のバージョンアップにより、NexusシリーズやSamsung、HTC、LG、ソニーなどのスマートフォンやタブレットの一部なら、iPhoneとApple TVのように、画面をそのままテレビに映し出すことができるようになりました。

 価格4200円(税別)と比較的安く、購入しやすいのもポイントです。

Miracast対応機器を活用する

スマホの画面をテレビに
Miracastに対応した機器をテレビに接続すれば、主にAndroidスマートフォンの画面をテレビに映すのは比較的容易になります。

 頻繁にテレビにスマートフォンの画面を映す機会があったり、毎回ケーブルで有線接続するのが手間だったりする場合は、テレビとスマートフォンを無線で接続できる「Miracast」という規格に対応した機器を購入するという手があります。Miracastは、無線LANを活用してワイヤレスで画面をテレビに出力する技術で、汎用(はんよう)性が高いのが特徴です。対応するテレビはあまり多くありませんが、Androidスマートフォンの多くが対応しているので、Miracast対応のワイヤレスディスプレイアダプターを購入し、テレビに付けると、スマートフォンの画面をテレビに映せるようになります。価格は安いもので5000円台、高いもので1万円近くになります。

 なお、ワイヤレスディスプレイアダプターの一部はDLNAという規格に対応しているものがあり、DLNA対応のアプリをインストールすると、AndroidやiOSを搭載した機器から写真や映像、音楽などのコンテンツをテレビで再生することもできます。ただしDLNAは使いこなすのに少々知識が必要なので、誰にでもお勧めできるものではありません。興味がある人はぜひ調べてみてください。

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