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コラム

夏の寝不足には原因があった! 夏と冬で変わる睡眠

寝苦しい夏は、冬とはちょっと「睡眠」が変化します。夏はより眠りやすくする工夫が必要になりそうです。

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寝不足

 夏は、気温も湿度も高く、どうしても寝苦しいものです。読者の皆さんの中にも、夏場は睡眠不足になるという人がいらっしゃるのではないでしょうか。その原因を知り、夏に熟睡するための対策を行いましょう。

夏と冬で変わる眠り

 夏場は、あまり熟睡感が得られず、不調を感じる人は多いのではないでしょうか。熱帯夜が続いたりすると、睡眠に影響があることはなんとなく分かります。ですが、夏に睡眠不足になるのには、気候以外にも理由があったのです。

夏は睡眠時間が自然と短くなる

 人間は、日が出ている時間に合わせて、生体リズムが変化しています。覚醒と睡眠のリズムについては、太陽が上っている間に覚醒し、日が沈めば眠くなるというしくみになっています。夏は冬と比べて日が長いため、その延びた分だけ睡眠時間が自然とが短くなるといわれています。

夏は「メラトニン」の分泌が冬と比べて少ない

 夏に睡眠時間が減ることは、睡眠に関係している「メラトニン」の作用もあるといわれています。人はメラトニンが多く分泌されると、深く眠りに就くことができ、さらに睡眠時間が長くなるといわれています。

 メラトニンは、目に入ってくる光によって、その分泌量が減るようになっています。夏は冬と比べて日の光が強く、目に入ってきやすいため、メラトニンの分泌量が減りやすくなります。よって、自然と浅い眠り、短時間睡眠になるのです。

夏に熟睡する方法は?

 ただでさえ、睡眠が浅くなり、睡眠時間も短くなる傾向のある夏。暑さや湿気で寝苦しさが加われば、さらに眠りが阻害されることになってしまいます。これを避けるためには、タイマーで冷房や扇風機をつけて寝るというのも、単純ではありますが1つの方法です。

 また、メラトニンで対策をすることもできます。まず朝起きたらすぐにカーテンを開けて積極的に日の光を浴び、通勤中も日向を歩くこと。これでメラトニン分泌を留めるようにします。そして夜になるにつれて、今度はメラトニン分泌を留めないよう、コンビニや飲食店、デパートなどの明るい光を避けるようにしてみましょう。

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