「暖色系」の明かりも激務には勝てず ボロボロ睡眠が続く……:眠りの達人への道
さまざまな睡眠に良さそうな「快眠」ワザを毎週試す本連載。これまでになんとなく効果があった印象の「暖色系」の明かりを再び試すことに。それも部屋と枕元の「二重」の方法で。しかし今週は筆者が大変でした……。
過去に、部屋の蛍光灯を変更する、枕元のライトを設置する、という方法を試し、睡眠時間はたいして変わらなかったものの気分的には効果があるのでは、と感じた。今回はそれらを踏まえて両方の方法を同時に試してみることにした。
すなわち、普段は蛍光灯を暖色系にしておき、布団に入ってからは消灯し、枕元のライトだけを点灯する。ただ、結果は……。結局、仕事で無理をしていると快眠は難しいという当たり前の話。まあ毎週実験をしていればこういうこともある。
出費は5000円以上だが長く使えば1日14円程度で快眠になる、かも?
メラトニンの分泌を抑え、リラックスができるという「暖色系(電球色)」の明かり。蛍光灯に加え、枕元のライトもこれらに変更することで、一日中オレンジ色の明かりの中で過ごす。それが今回の快眠実験だ。
常にリラックスした明かりを浴びていれば眠くなりやすい=早寝になる。さらに布団に入ってからもすぐに寝てしまう=寝付きが良い。この二重の効果によって、夜更かしばかりの筆者もさすがに速やかに寝るだろう、と当初は考えていた。
用意した蛍光灯、枕元のライトは過去にも使った以下の商品。価格はすべて税込みだ。
- パナソニック「パルック プレミア LS 32形 電球色」1490円
- 日立アプライアンス「きらりUV プレミアム ゴールド 30形 きらりL色(3波長形電球色)」1470円
- アイリスオーヤマ「乾電池式LEDセンサーライト」 2030円
合計で4990円。LEDセンサーライトには別売の単2形アルカリ乾電池が4本必要なので、実際は5000円以上の出費となる。もちろんこれらの製品は長く使うことができるので、仮に1年使ったとすれば5000円を365日で割ると1日13〜14円と、大変安いもの。
ただなんの効果も無ければ無駄な出費だ。まあ睡眠に効果がなくても、通常の明かりとして使い続ければ無駄ではないが、なにしろ蛍光灯の場合、部屋の雰囲気がだいぶ変わるので、人を呼ぶのなら注意が必要だ。
報告すべき内容はなし……すべてのメリットを台なしにする忙しさ
メリット、デメリットについては、すでに過去の記事で紹介しているが、蛍光灯については、部屋の雰囲気が大きく変わるものの、部屋の中にいる人間にはあまり違いが感じられない。明るさについても、暗そうに見えるが十分明るい。
枕元に置くLEDセンサーライトについては、そもそも枕元のライト用の商品には「電球色」が少なく、筆者が使用したアイリスオーヤマのライトも、センサーを使って一時的に明るくする、足元や廊下に設置するタイプのもの。
だが急な仕事が集中したことで、筆者の普段のスケジュールは完全に崩壊。生活リズムは崩れ、そもそも部屋で仕事をする時間はほとんどなく、この1週間はほとんど夜遅くまで外出している始末だ。
結果、そもそも暖色系の明かりの下で過ごす時間は短く、また部屋に戻っても仕事が残っているので容易に「寝るわけにはいかない」という、快眠のことなど考えていられない状況に至った。そのため毎日が寝不足気味で寝つきも悪い。快眠と感じた日は1日もなし。正直、精神的には余裕がまったくない1週間となった。
睡眠時間は正直 辛い時期は寝ている時間も短い
そんな1週間でも、数字には何かしらの効果が出ているかもしれない、とほんのわずかな可能性に期待を込めていたのだが、1週間の睡眠状況を確認すると、やはり最悪だったと言わざるをえない。
睡眠状況はオムロンの睡眠計「HSL-101」で自動的に計測を行っているが、このデータをスマホのアプリ「ねむり体内時計」で確認したものが以下。通常時と比べ平均睡眠時間は27分も短かった。
- 通常時の睡眠時間……平均5時間47分
- 今回の睡眠時間………平均5時間20分
筆者はもともと普段から4〜5時間程度という睡眠時間だが、仕事が忙しくてこうなっているわけではない。ようは単に夜更かしをしてダラダラとスマホやタブレットを見ている時間が長いのだ。
だからこれまで睡眠時間が短くともストレスはとくになかった。だが今週はキツイ。まさに寝ている以外は仕事をしているような状況。ぐったりくる。
なおアプリの「ねむり体内時計」では、睡眠のタイプを9種類の動物で表しているが(ベストはヒツジタイプ)、今回の筆者は「夜はきっちりライオンタイプ」となった。前回もこのタイプで、さらに連載開始時から何度もこの結果となっている。通常時は「きっちりキリンタイプ」だが、そもそも夜更かしが直らないとヒツジにはなれそうもない。
さてこの忙しさ、まだ続いており次回の結果もあまり期待できない。ただ「夜更かし」を直す、という課題は変わらない。引き続き暖色系のライトを試すとともに、生活のリズムを多少は改善しようと、朝に30分歩くことも取り入れる。
これも以前やった方法だが、睡眠時間には大して影響がなかったものの、とても気持ちが良かった。筆者自身、外を散歩する時間を作りたいと考えていたので、この機会に採用とする。果たして少しは効果が出るだろうか?
関連記事
- 夜更かし解消には「枕元のライトだけ」が効果抜群だった!
特に気をつかわなければ4〜5時間という睡眠時間の筆者。そこで「快眠」「熟睡」を実現するため、眠る前の明かりを工夫することに。と言っても枕元のライトを点灯するだけ。しかし効果は抜群! - もっとも心地よく眠れる「おふとんの中」の状態は?
快適な寝具や寝室環境については考えても、「おふとんの中」について考えたことがある人は少ないのでは? もっとも心地よく眠れる「寝床内気候」について見ていきましょう。 - 自分にぴったりの枕で眠ると疲労回復しやすい!
快眠には欠かすことのできない枕。適切な選び方を考えてみましょう。 - 「寝衣の選び方」について考える――パジャマ? Tシャツ? 安眠のために意識したいポイント
なかなか寝付けない、途中で目が覚める……睡眠について何か問題を感じているなら、まずは寝衣の見直しから始めてみてはいかがでしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
【今日の計算】「2+13×2−6」を計算せよ
-
柴犬が仮設住宅に入ると、布団に隠れた大好きなお姉ちゃんが! 被災した柴犬が見せた最高の笑顔に「こちらまで幸せな気持ちになります」
-
パパがヒゲをそって大ショックな息子の反応が3600万再生 予想外な落ち込みように両親苦笑い【海外】
-
トリンドル玲奈の結婚相手は誰? 2024年に2歳年下俳優と結婚発表、ラブラブ2ショットを公開
-
「人生で一度は見てほしい」「息をのむ美しさ」 この世のものと思えない幻想的な“一本桜”に15万いいねの大反響
-
元パティシエ直伝、スライスチーズを使う激ウマ蒸しパンが209万再生! あまりのおいしさに「秒でなくなった笑」の声も
-
【今日の計算】「101×99」を計算せよ
-
スマホがネットにつながらないと思ったら…… 想定外すぎる落とし物の事例に「こわ!」「こんなん初めて見た」と驚く声上がる
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」