体重が最も重たい1週間はいつ? 「インターバル速歩」で解消
多くの人が陥るといわれる正月太り。解消のためには、積極的に歩くことがポイント。同じ歩き方でも、より効率的な歩き方をご紹介します。
多かれ少なかれ、正月に体重が増えてしまうのはみな共通。やはり正月は、一年のうちでも運動量が減ることがデータで判明しています。増えた体重をなかったことにするためにも、ちょっとした歩行でも効果を上げることのできるコツをチェックしておきましょう。
正月太りはみんなの課題!
ドコモ・ヘルスケアが提供する、体重や睡眠時間、歩数などのデータを登録できるサービス「WM(わたしムーヴ)」に蓄積されたデータのうち、2015年の週ごとの平均体重で最も重かったのは、1月5日〜11日。体重の増加量もこの週が最も大きく+0.55kgだったといいます。これは、まさしく正月休みによる影響と考えられます。
さらに、年末年始を含む2014年12月29日〜2015年1月4日の週が、最も平均歩数が少なく5206歩。年間平均6372歩を大きく下回っています。このことから、正月太りの原因として「歩かない」こと、つまり運動量の大幅な減少が影響していると考えられます。
歩き方を変えて運動効率を上げよう
もはや国民的課題といえる正月太り。対処するためには、できるだけ歩くことを念頭に置くのが良さそうです。けれど、ただ歩くだけでは、それほど負担のかかる運動にはならず、エネルギーを大量消費させることは難しいといわれています。
そこでおすすめなのが、歩き方を工夫すること。特に下半身の筋肉は全身の筋肉の半分以上を占めるといわれているため、太ももやふくらはぎの筋肉をしっかり使って歩くことで、筋肉量の減少を防ぐことができるといわれています。ちょっとした歩行や動作でも、太ももやふくらはぎの筋肉を意識するようにしましょう。
無理なく筋力アップの「インターバル速歩」も
よりウォーキングの効果を上げるために有効といわれている方法として、「インターバル速歩」が注目されています。「ゆっくり3分歩行」と「さっさか3分歩行」を繰り返す歩き方です。低負荷・高負荷を組み合わせることで、筋力や持久力を無理なく高められる画期的な方法で、筋力が衰えがちな正月休みには最適な運動といえます。
NPO法人熟年体育大学リサーチセンターの実験では、平均66歳の中高年が4カ月間の「インターバル速歩」を行ったところ、血圧や空腹時血糖、中性脂肪などの生活習慣病指標が改善しました。よって、インターバル速歩は、高血圧や高血糖、肥満などを改善する効果があるということ。ぜひ正月太りを取り戻すために、取り入れてみてはいかがでしょうか?
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