いびき防止機能も搭載! 理想的な睡眠を支援するスマートなベッド「Balluga」:近未来の健康ガジェット
最近、睡眠の質を高めるデバイスなどが登場していますが、今回紹介するのはなんとスマートなベッドです。Kickstarterですでに目標を超える資金を調達済み。安くはありませんが、ほしいかも、と思えるベッドです。
理想的な睡眠時間には諸説ありますが、極端にその時間が短いと、判断力や身体能力が著しく低下することがあります。読者の皆さんの中にも、自分自身の経験としてよくご存じな方もいらっしゃるかもしれません。とはいえスマホ、タブレット、PCの使いすぎや、仕事のストレスなどから、眠りたくてもよくれない……という人も多いことでしょう。そこで今回は理想的な睡眠を支援するスマートベッド「Balluga」をご紹介します。
Ballugaには、快適な睡眠をもたらすためのさまざまな機能が搭載されていますが、最もユニークなのは「Active Air Suspension」です。
本製品のマットレスには空気圧を調整する「Air Spring Cell」と呼ばれる球体のパーツがびっしりと並べられています。このAir Spring Cellが各部にかかっている力をそれぞれ計測して、力がかかっていない部分は圧力を増し、力がかかっている部分は圧力を低下させることで、身体全体を均等な強さで支持するわけです。
なお「Balluga」にはSingle、Small Double、Medium Double、Large Double、Extra Large Doubleと5種類のサイズが用意されており、夫婦やカップルで利用することも想定されています。そのためマットレスの硬さを調整する「Adjustable Firmness Control」機能では、ダブルマットレスの両側を異なる硬さに設定できます。
また本製品には、マットレスの下から風を送るエアーコンディショナー機能「Climate Control System」が搭載されていますが、こちらでもダブルマットレスの両側で異なる温度を設定できます。
寝入りと寝起きを快適にするための機能が「Vibro Massage System」。バイブレーションによるマッサージによって、緩やかな睡眠への移行と、やさしく目を覚まさせてくれるアラーム機能を実現します。
個人的にぜひ試したいのが「Anti-Snoring System」。日本語で言うと“いびき防止システム”です。本製品のサウンドセンサーがいびきを感知すると、いびきが停止するまで頭の下のエアーサスペンションで枕を高くしたり、低くしたりを繰り返します。目が覚めてしまうのがちょっと心配ですが、もし効果があるのなら私の妻が大変喜ぶことでしょう。
Ballugaの設定にはiOSとAndrod用のアプリが用意されています。複数のスマートフォンから1つのBallugaにアクセス可能で、硬さ、マッサージ、温度などをユーザーごとに設定できます。
本製品には体温、心拍数、室温を計測するセンサーが内蔵されており、利用者の睡眠状態をリアルタイムでモニタリングします。さらに利用者の睡眠サイクルを学習することで、睡眠の質と深さを最大化するようにエアーサスペンション、温度制御、マッサージシステムを調整するそうです。
夜トイレなどに起きてしまったときに役立つのが「Ambient Courtesy Lighting」機能。ベッドから起き上がるとベッド横に設置したセンサーが察知し、自動的にLED照明が足下を照らします。再びベッドに戻るとき、ベッドにつまずく心配はなさそうです。
Ballugaの希望小売価格は、シングルサイズで1650ドル(約18万円)、エキストララージダブル(他パーツ含む)で4200ドル(約46万円)とかなり値は張ります。しかし10年間の保証が付いているので、3650日で割れば1日49.31円でシングルサイズを利用できるわけです。個人的にはつねに快適な睡眠を得られて、毎日最大限のパフォーマンスを発揮できるのであれば、喜んで支払いたいところ。4月22日までKickstarterで支援を募っており、すべてのサイズではないですが全世界への発送に対応しています。
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