楽で簡単? もち麦で実践する低糖質ダイエット

最近「もち麦」がテレビや雑誌などで話題になっていますが、そもそもどんな栄養があり、どのような効果が得られるのでしょうか? あの低糖質ダイエットにも役立つそうです。

» 2016年09月19日 11時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 今、ダイエットの中心的存在になっている「低糖質」。白米のご飯は糖質が多いことから、ちょっと避けられているところがありますが、ご飯を食べる習慣は、日本人にとってはなかなか手放すことが難しいものです。

 そこで、まるで白米ご飯のような見た目と、モチモチした食感が魅力の「もち麦」にスポットが当てられています。そして、さかんに行われている低糖質ダイエットにいいといわれ、注目度が高まっているのです。

もち麦

食物繊維が白米の25倍! 血糖値が上がりにくいという特徴も

 もち麦とは、大麦の一種で、その大麦の中でも、とくにモチモチしている大麦のことをいいます。「もち麦」というそのままのネーミングは愛らしいですね。そのモチモチした食感は、水溶性食物繊維である「β-グルカン」が多いことで生まれます。

 その食物繊維の量は、なんと白米の約25倍にも及ぶといわれており、ご飯を食べている感覚ではあるものの、実際は野菜を食べているかのようなイメージです。

 β-グルカンは、血糖値を上げにくくしてくれるため、まるで野菜を先に食べてからご飯を食べるときと同じように、血糖値の上昇がゆるやかになるといわれています。

腸内で糖質・脂肪の吸収を抑える

 もち麦が注目されているのは、腸内でうれしい働きをしてくれるからということもあります。β-グルカンは、腸内に到達すると、善玉菌が増え、腸内環境を整えます。そして便秘解消はもちろんのこと、不要な物質を吸着して排出する効果や、腸内で糖質・脂肪の吸収を抑える効果もあるといわれています。

モチモチな食感と腹持ちの良さがダイエット向き

 もち麦特有のモチモチな食感は、従来の食物繊維の多い野菜などの食品と比べて、非常に食べ応えがあるというメリットがあります。腸内でも、通過に時間がかかることから、腹持ちも良いという面も。まさにダイエット向きの食材といえます。

 このもち麦、ご飯に混ぜて炊くほか、茹でた後にスープやサラダに入れたり、シリアルに入れて食べたりもできます。

 もし、低糖質ダイエットに励んではいるものの、ご飯が食べられないことで継続に難しさを感じている人は、だまされたと思ってこの「もち麦」を試してみてはいかがでしょうか。

ヘルスケアコラム

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