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» 2015年03月24日 11時47分 UPDATE

コネクテッドウォッチ?:活動量計搭載、スマホ連携――“スマート化”する腕時計

世界最大の時計と宝飾品の見本市「Baselworld 2015」では、時計メーカーからスマートフォン連携の形が提示されました。その多くはスマートフォンを主ではなく従とする形で、スマートウォッチというよりは「コネクテッドウォッチ」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。

[園部修,ITmedia]

 スイスのバーゼルで開催されている、世界最大の時計と宝飾品の見本市、「Baselworld 2015」で、スイスの高級時計メーカー、TAG Heuer(タグ・ホイヤー)がIntel、Googleと協力し、Android Wearベースのスマートウォッチを開発すると発表するなど、時計メーカーにもスマート化の波が押し寄せています。

 Apple WatchやAndroid Wearなど、スマートフォンと一緒に使うことが前提のスマートウォッチが登場する中で、既存の時計メーカーがそれらに対してどういった対抗軸を打ち出すのか、あるいは対抗しないのかが注目されています。今回はそんなスマートフォンとつながる腕時計を、最近発表されたものを中心にご紹介します。

 いずれもスマートフォンと一緒に利用する製品というよりも、時計としてスタイリッシュで長時間動作することを前提に、追加で連携機能を備えるという傾向があります。活動量が計測できたり、タイムゾーンの変更ができたりする機能を用意しつつも、時計部分は年単位で動作するものが多いのが特徴です。スマートウォッチとは区別して、Breitlingのように「コネクテッドウォッチ」と呼ぶのが合っているかもしれません。

Frederique Constant 「Horological Smartwatch」

Frederique Constant Horological Smartwatch Frederique Constant Horological Smartwatch

 スイスの時計ブランド、Frederique Constant(フレデリック・コンスタント)が発表した「Horological Smartwatch」(オルロジカル・スマートウォッチ)は、活動量計と睡眠計を備えたスマートウォッチ。型番はFC-285V5B4です。活動量計の「Jawbone UP24」などに採用されているセンサー、Motion Xを内蔵しており、iPhone、Androidと連携可能で、目標設定やコーチング機能も利用できます。直径42ミリで5気圧の防水性能を持ち、バッテリーの寿命は約2年。日本でもGMインターナショナルが販売します。2015年6月下旬〜7月に発売予定で、価格は18万7000円(税別)。

Alpina「Horological Smartwatch」

Alpina Horological Smartwatch Alpina Horological Smartwatch

 スイスのスポーツウォッチメーカー、Alpina(アルピナ)のMotion X搭載スマートウォッチも「Horological Smartwatch」という名称で登場しています。型番はAL-285BTD3C6B。直径39ミリのケースは100メートルの防水性能を持ち、トライアングルのギョーシエ模様を配したブラックのダイアル部には、11石のダイヤモンドも埋め込まれています。バッテリーの寿命は約2年。価格は未定ですが、2015年6月以降に発売予定です。

Mondaine 「Helvetica No1 Smartwatch」

Mondaine Helvetica No1 Smartwatch Mondaine Helvetica No1 Smartwatch

 スイス国鉄の時計のデザインで知られるMondaine(モンディーン)も、Horological Smartwatchを発表しています。Frederique ConstantやAlpinaと同様、Motion Xを搭載したスマートウォッチで、文字盤の6時の位置にサブダイヤルを配置し、ここで活動量や睡眠状態などがチェックできるのが特徴です。一見スマートウォッチには見えないスタイルは、既存の「Helvetica Bold」をベースにしたもの。2015年秋の発売予定で、価格は850スイスフラン(約10万円)の予定です。

Swatch 「Touch Zero One」

Swatch Touch Zero One Swatch Touch Zero One

 Swatchが発表したスマートウォッチ「Touch Zero One」は、なんとビーチバレーを楽しむための機能を備えた製品です。タッチパネルを搭載したデジタル時計、「Touch」をベースに、Touch Zero Oneアプリと連携する機能を用意しています。Touch Zero One単体でも歩数や消費カロリーの記録とスパイクの回数、手をたたいた(拍手した)回数などのカウントが可能。ちょっと特殊な機能を持つ製品ですが、Swatchならではのデザインが魅力です。

Breitling 「B55 Connected」

Breitling B55 Connected Breitling B55 Connected

 クロノグラフやストップウォッチ機能が特徴的なスイスの時計メーカー、Breitling(ブライトリング)は、コネクテッドウォッチという名称でスマートフォンと連携する腕時計を発表しています。スマートフォンは主に時刻やタイムゾーン、アラームの設定や動作設定の変更に利用するほか、クロノグラフで計測したデータをスマートフォンやクラウドに転送・バックアップしたりできます。データ活用のためにスマートフォンを利用する、という考え方で、着信通知などの機能はありません。日本での発売は未定です。

カシオ計算機「EDIFICE EQB-510D」

カシオ計算機 EDIFICE EQB-510D カシオ計算機EDIFICE EQB-510D

 スイスの時計メーカーだけでなく、カシオ計算機もスマートフォンと連携する腕時計を発表しています。バーゼルフェアで発表されたEDIFICE EQB-510Dは、すでに販売しているEDIFICE EQB-500の上位モデルで、Bluetooth SMARTを搭載するのが特徴です。スマートフォンの時刻情報をもとに、ワンプッシュで現在地時刻に同期したり、世界300都市以上の時刻に瞬時にセットしたりできます。活動量計や着信通知といった機能はありませんが、時計が「主」、スマートフォンを「従」としてうまく活用できる製品です。TOUGH SOLAR搭載でバッテリーの心配がないのもポイントです。

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