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コラム

社員食堂に学ぶ、ヘルシーメニューの選び方

かつて大きな話題を呼んだ「社員食堂」。今では多くの場で、ヘルシーメニューが当たり前のように提供されています。そんな各社の社員食堂から、ヘルシーメニューをピックアップしてみました。ランチ選びのヒントにしてみてはいかがでしょうか。

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社員食堂のヘルシーメニュー

 タニタ食堂が話題になった2009年頃から、各社の社員食堂も見直され、今では社員食堂といえば「健康食」というイメージが定着。そのメニューも充実しています。

 産労総合研究所が2012年に行った、企業約259社への「社員食堂に関する調査」によると、社員食堂の設置率は全体の4割ほどでした。大企業に限ると7割以上で設置されていて、そのうち4割は過去2〜3年に開設・改装されているといいます。

 そして、社員食堂に「ヘルシーメニューがある」と答えた企業は全体の63.7%。提供しているヘルシーメニューの内容を複数回答で聞いたところ、「社員の健康を考えたメニュー」が89.2%、「テーブルフォーツーのガイドラインに準じたメニュー」が23.1%、「保健指導を受けている人向けメニュー」は10.8%でした。

 このように、今社員食堂でヘルシーメニューが用意されているのは、決して珍しくない状況にあります。そこで、大企業の社員食堂のヘルシーメニューをちょっとだけチェックしてみましょう。

「かつおのたたき丼」(スクウェア・エニックス)

 スクウェア・エニックスの社員食堂は、女性社員にとっても利用しやすい、きれいさが特徴だそうです。食堂用途はもちろん、打ち合わせやイベントなどのコミュニケーションの場としても広く利用されています。

 そんな活気あふれるスクウェア・エニックスのヘルシーメニューには、「かつおのたたき丼」があります。ご飯の上にかつおのたたきが豪快に乗り、ネギがトッピングされています。

 かつおなどの青魚の油には、DHAとEPAという脂肪酸が多く含まれています。これらは、記憶力や判断力の向上、血流改善、動脈硬化などの生活習慣病予防効果が期待できるといわれています。

参考リンク:CITY LIVING「社食女子」 vol.01

メイン料理を選べるセットメニューとサラダバー(ヤフー)

 ヤフーが設立18周年記念として、2014年1月31日に作ったオシャレな社員食堂「BASE6」。高い山を目指す途中のキャンプの意味を持たせ、栄養補給や小休止、刺激を与え合う場として活用されています。

 ランチメニューはセットかボウル(丼・カレー・麺)の2種類。セットはメイン料理が週替わり。3種から2種選べます。ヘルシーさに気が遣われたサラダバーと共に、「おからコロッケ」などのヘルシーなメイン料理をチョイスすれば、毎日健康的な社内キャンプが楽しめそうです。

 ちなみにヤフーは、2016年5月9日から東京本社を東京ガーデンテラス紀尾井町に順次移転していますが、その新社屋にも栄養バランスの整ったメニューや、低カロリーメニューを用意しているとのこと。

参考リンク:Yahoo! JAPAN、“業績連動型”の社員食堂「BASE6」をオープン

参考リンク:本社移転にあわせ、東京本社勤務の全従業員約5700名を対象に机を不規則に配置したフリーアドレス制の導入や、社外の方も利用できるコワーキングスペースを新設

社内の植物工場で採れた野菜を使ったサラダバーや惣菜(パソナグループ)

 パソナグループの社員食堂にもサラダバーがあるそうですが、このサラダバーの野菜には、なんとビル内で育てられたものも! 社内の植物工場で採れたというサニーレタスやキュウリ、ゴーヤなどの野菜が、ビル内に3か所ある社員食堂で食べることができるのだそうです。

 サラダバーや野菜・肉・魚料理のビュッフェスタイルで、たっぷり野菜を摂取できるのは、野菜不足が気になる現代人のニーズにも合っています。

 自社に社員食堂がないという人も、これらのヘルシーメニューを参考に、弁当・外食などで上手にヘルシーメニューを選んでみましょう。

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