やせたいなら「お米を一日2合」食べよう “マッチ棒理論”で燃える身体を作る:食のプロに聞く「脱メタボ」
多くの人を「食べてスリムアップ」させてきた、管理栄養士の米倉かなさんに、ズバリ、脱メタボの秘策を伺いました。
代謝がいかに大事か。また、代謝が低下することがいかに危険か。これまで3回の記事で語ってきました。では具体的にどうすればいいのか。その答えを大公開します。
栄養失調でカロリー不足な現代人は、圧倒的に代謝の能力が低下していると言う米倉さんが推奨するのは、「お米をしっかり食べること」。本当にそれでメタボから脱却できるの? そんな疑問を素直にぶつけてみました。
<前回までの内容>
米倉かな(よねくら・かな)
管理栄養士、公益財団法人日本生涯学習協議会(内閣府所管)監修・認定 健康・食育シニアマスター、日本アレルギー栄養学協会公認管理栄養士、大戸屋食育セミナー認定講師。
健康セミナー、ダイエット指導、体質改善アドバイス、執筆活動等を通して食と健康の知識を広める活動をしている。
炭水化物を摂ることがダイエット成功のコツ?
――では、メタボを解消するには、具体的にどうすればいいのでしょう?
米倉さん:私はいつも、お米をしっかり食べることをお勧めしています。
――えっ? それだと体重が増えてしまうのでは?
米倉さん:これまでお話してきたように、代謝を活発にするには3大栄養素をしっかり、そしてバランスよく摂ることが大切です。3大栄養素のバランスは、炭水化物60%、脂質25%、たんぱく質15%が理想的とも言われます。しかも、炭水化物はカロリーを燃焼するのにも必要不可欠です。
――炭水化物を摂るとカロリーが消費されてやせる、ということですか?
米倉さん:ちょっとマッチ棒を思い浮かべてみてください。先端の着火剤となるのが、ビタミンやミネラルです。けれど、これだけでは火がついてもすぐに消えてしまいますね。燃やすためにはマッチの軸の部分、つまり燃料が必要になります。これが、3大栄養素。特に、炭水化物が燃料のメインになります。つまり、お米をしっかり食べた軸の太いマッチ棒ほどよく燃える、ということです。
――ちまたでは炭水化物抜きダイエットが流行っているというのに……その逆ですか。
昔ながらの和食で、メタボにさようなら
――理想的なメタボ撃退メニューなどはありますか?
米倉さん:マッチ棒理論から考えるなら、玄米ごはんと旬の野菜をたっぷり入れたお味噌汁、ぬか漬けといった、典型的な日本の和食が理想的ですね。特に、ビタミンやミネラルは加工するほど失われていきますから、調理法もシンプルに。発酵食品のお味噌や醤油、ぬか、納豆なども積極的に使っていきたいですね。
――米倉さんが主催されているリセットプログラムも、お米をしっかり食べるのが基本だと聞きましたが。
米倉さん:はい。一日2合のお米を食べてもらっています。多いと感じるかもしれませんが、実行した方々はしっかり結果を出されています。スイーツを好む方やコーヒーや紅茶に砂糖を入れる習慣のある方は特に。間食をやめてお米をしっかり食べるだけで身体は変わっていきます。
――本当にお米を食べるだけでいいんですか?
米倉さん:後はよく噛むことも大切です。満腹中枢を満足させて、脳にしっかりと酸素を回すことができますから。そして、体重計の数字に一喜一憂せず、鏡に写る自分の体型を信じましょう。脂肪は筋肉や骨に比べて軽いものですし、潤っている細胞は重くなります。体重がすべてではありません。
メタボ撃退のカギは、炭水化物にあり。それも、抜くのではなく食べるのです。代謝を高め、体重計の数値に惑わされない、本当の“脱メタボ”を目指していきましょう。
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